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いじめと不登校

Hayao Kawai

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101252285
ISBN 10 : 4101252289
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2009
Japan

Product Description

「子どもの個性を大事にしようと思ったら、ちょっと教えるのをやめて、待ったらいいんです。」この困難な時代を生き抜くために、今こそ聞きたい河合隼雄の言葉。

「いじめ」や「不登校」が増えているという。これを乗り越えるには子どもの「生きる力」を鍛えねばならない。その力はどうしたら育つのか? 悪いと知りつつ〈悪〉をやって、それをどう解決しようかと悩むことにより、子どもは鍛えられ「生きる力」が身につく。まわりの大人は手を出すのを我慢して、それを見守ってやらねばならない。この困難な時代を生き抜くために、今こそ聞きたい河合隼雄の言葉。

〈河合隼雄〉1928-2007。京大理学部卒。京大教授。日本のユング派心理学の第一人者であり、臨床心理学者。文化功労者。文化庁長官を務める。独自の視点から日本の文化や社会、日本人の精神構造を考察し続け、物語世界にも造詣が深かった。著書は『昔話と日本人の心』(大佛次郎賞)『明恵 夢を生きる』(新潮学芸賞)『こころの処方箋』『猫だましい』『大人の友情』『心の扉を開く』『縦糸横糸』『泣き虫ハァちゃん』など多数。

Content Description

「いじめ」や「不登校」が増えているという。これを乗り越えるには子どもの「生きる力」を鍛えねばならない。その力はどうしたら育つのか?悪いと知りつつ「悪」をやって、それをどう解決しようかと悩むことにより、子どもは鍛えられ「生きる力」が身につく。まわりの大人は手を出すのを我慢して、それを見守ってやらねばならない。この困難な時代を生き抜くために、今こそ聞きたい河合隼雄の言葉。

目次 : 1 生きる力と学ぶ力(子どもの幸福とは何か/ 生きる力を育てる/ 学ぶ力を育てる ほか)/ 2 いじめと不登校(不登校 明るく悩むために/ 教育に何ができるか/ いじめの深層 ほか)/ 3 「河合隼雄」に聞く(子どもの成長に「悪」は必要だ/ 母性社会の変容と現代人の生きる道/ ナイフ事件でわかった’98日本 ほか)

【著者紹介】
河合隼雄 : 1928‐2007。兵庫県生れ。京大理学部卒。京大教授。日本のユング派心理学の第一人者であり、臨床心理学者。文化功労者。文化庁長官を務める。独自の視点から日本の文化や社会、日本人の精神構造を考察し続け、物語世界にも造詣が深かった。著書は『昔話と日本人の心』(大佛次郎賞)『明恵 夢を生きる』(新潮学芸賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • テンちゃん

    次から次に連鎖するいじめの構図!Σ(×_×;)!一言でも文句や告げ口があろうものなら、友達だち同士をケンカさせ、タバコを強引に吸わせ、恐喝、万引きをしてこないと殺すと脅す(/≧◇≦\)実際、断った生徒が大怪我をしたり自殺に追い込まれて、不登校になり、家から一歩も出ることができない生徒がいる(>_<")髪も染められ、あいつを殴れと言われたら殴らなければ、自分の命が危ないと仕方なく殴り、グループから抜け出すことができない(>_<)選択はない(*_*)いじめを止める環境作りは大人の役目!いじめは続く(ノ_<。)

  • 佐島楓

    子どもは無垢で善なるものという思い込みをなくし、一度フラットな視点に立って、教えはぐくむということをしなければいけないと思う。河合先生のご著書「子どもと悪」も読んでみたくなった。教育関係に関心がある方はぜひご一読を。

  • うりぼう

    表層の問題が解決したから、深層の問題が顕在化する。慌てて表層の問題を解決することの危険性を説く。でも、日本は、なんと素晴らしいレベルに達したのだろう。そして、深層の問題を解決した先には、何があるのだろう?もう、河合先生に訊くことはできない。合掌。

  • roughfractus02

    急激な生物的成長の中で社会的自立を促される思春期は、わかる(意識)とわからない(無意識)の分離が激しくなり、不安定さを増す時期にあたる。臨床家は自我意識が無意識に対峙する極端な2つの仕方を、社会側から異物(わからない)を排除するいじめと自我側から社会を異物と捉える不登校と捉える。本書は、両者の土壌を作る学校での関係、家庭での関係、両関係の関係について、当事者に関わる教師、親ら各々の態度から教える/育てる中心の現代社会の歪みを抽出し、臨床例や対話を通してそれらを是正する「待つ」という基本的態度を読者に示す。

  • 桜もち 太郎

    かなり高度な難しいことをわかり易く簡単に表現しているのでしょう。だからスッと入ってきます。自主や個性を育てるには、教師ではなく「育師」になる事。@教えないことA見守ることB振り回されることC何もしないということD居るということ。個性を育てるためには、こうあるべきと示してくれています。簡単ではありません。教えること自体、個性を否定しているのでしょう。河合先生も訓練が必要と言われています。やはり金八先生のように簡単ではないのですね。図書館の講演も良かったです。答えはありません。当然です。深い内容でした。

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