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騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編 上 新潮文庫

Haruki Murakami

User Review :4.0
(6)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101001715
ISBN 10 : 4101001715
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan

Content Description

作家デビュー40周年
村上ワールドの新たな結晶!
物語の魔術師、村上春樹のすべてがここに――

一枚の絵が、秘密の扉を開ける……妻と別離し、傷心のまま、海を望む小暗い森の山荘に暮らす孤独な36歳の画家。ある日、緑濃い谷の向こうから謎めいた銀髪の隣人が現れ、主人公に奇妙な事が起き始める。雑木林の古い石室、不思議な鈴、屋根裏に棲むみみずく、そして「騎士団長」――ユーモアとメタファーに満ちた最高の長編小説!

【著者紹介】
村上春樹 : 1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。’79年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『1Q84』(毎日出版文化賞)がある。短編小説集、エッセイ集、紀行文、翻訳書など著書多数。海外での文学賞受賞も多く、2006(平成18)年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、’09年エルサレム賞、’11年カタルーニャ国際賞、’16年ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Comprehensive Evaluation

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この作品は、どことなく1Q84を彷彿とさせま...

投稿日:2021/07/03 (土)

この作品は、どことなく1Q84を彷彿とさせます。作者もそれを狙っているのかもしれませんが、比較してみても面白いです。

まんまる さん | 福岡県 | 不明

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読後の感想ですが、今までの村上作品に頻出...

投稿日:2021/04/14 (水)

読後の感想ですが、今までの村上作品に頻出してきた頻出してきた道具立ての更なる使いまわしが目立つ作品です。

三浦大根 さん | 神奈川県 | 不明

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こちらの作品も村上の独自の世界観=パラレ...

投稿日:2021/04/11 (日)

こちらの作品も村上の独自の世界観=パラレルワールドの展開を軸に描かれており、話の展開がスリリングで予定調和」的でないので音楽で云えばセロニアス・モンクの作品を聴いているような「予測不能な不安定な面白さ」がある。 村上作品は現実の世界を表現する際に俗なセックス描写を多用することで 「もう1つの世界」により非日常性を持たせインパクトを強調する手法を用いるが、ノーベル文学賞という視点から捉えると「もう1つの世界」の描写と比較するとセックス描写の踏み込みが浅すぎてややもすると手抜き感さえ感じてしまう。 ノーベル文学賞が文学のひとつの到達点であるとするならば、セックスの生物学的・動物学的な側面だけではなく快楽・スピッチュアルな側面にも踏み込んで描いてほしいところだ。 個人的にはノーベル文学賞を受賞したものが全てがすべて素晴らしい作品だとは思わないが村上氏の作品がノーベル文学賞に選ばれない理由がなんとなくわかるような気がする。・・・

I.O.U さん | 北海道 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あきぽん

    妻と別れ、小田原の山荘に一人住む画家の物語。ファンタジックで、ミステリアスで、ホラーな村上ワールド。その物語は暗喩に満ちており、私如きの読み手にはテーマは容易に読み解けないが続きが気になる。

  • tokko

    ハードカバーは知り合いから借りて読んでいたので、二度目になる。一度目は無我夢中で一気に読んだけれど、文庫は第1部からだいぶ間隔があいて第2部が出るようなので少しずつ読むことにした。(それでもあっという間に読めちゃうんですけどね)何かを失ったり、世間から隔絶されたり、異世界と交わったりこれまでのディティールと共通する部分があるんだけどやはりおもしろい。今回はゆっくり読めたので、ショルティの指揮する「ばらの騎士」のLPを買ったり、上田秋成の「二世の縁」を読んだり触発されながら楽しめた。

  • rueshё

    20年以上前から読んでる作家だから読みやすい。サクサク入ってくる。デビュー作からブレずに、独特な形容が好きな人なんだなあ。この巻は起承転結の「起」の部分なんだろうな。物語設定(人物設定、状況設定)な感じ。

  • ミッフー

    いよいよ始まり始まり✨ 予想通り、理屈っぽく面倒な男が今回も主人公😅また離婚した女房もよく似た屁理屈屋💦セフレの人妻が二人いて😍相変わらずオペラ、クラシックといった高貴な音楽を愛し、ジャズピアニストの奇人セロニアス・モンクも好み、自炊をよくやり特に頻繁にサンドイッチを作り、コーヒー、ワイン、ビールを飲みながら食す🍴ここまでは想定範囲の村上人物設定、特段驚きはなし🤔半ばから登場した肖像画クライアント免色氏登場により物語が動き出す👀免色氏の過去、敷地内石の下の洞穴、鈴、一体❓❓❓下巻に進みます👣

  • かみぶくろ

    もう文庫化、ありがとう新潮社。かなり落ち着いた立ち上がり。妻を失うところからスタートしたりは思い切り既視感だが、もはや村上春樹的様式美と言っていい堂々とした佇まいすら感じる。少なくとも第一部上巻においては、いつもよりけっこうリアルな路線。一人称で「私」を使っているのもあり、文章もお得意の比喩もかなり控えめな印象。個人的に好きな雰囲気ではあるが、ここからどんどん非リアリズムな世界に移行していくんだろう。それはそれで楽しみ。

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