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国境の南、太陽の西

Haruki Murakami

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062060813
ISBN 10 : 4062060817
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1992
Japan

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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そんなに頻繁ではないが、無性に読みたくな...

投稿日:2012/10/05 (金)

そんなに頻繁ではないが、無性に読みたくなる佳作。単行本の表紙にはレコードの 取り扱い方法が記載されている。CD がほぼメンテナンスフリーなのに対してレコードは、ひどいときには内袋から取り出した瞬間に静電気でほこりまみれになってしまう。(宇宙戦艦を彷彿させる)静電気除去装置や乾/湿式クリーナはもちろんパックや洗浄まで行い細心の注意を払っているのにもかかわらず(だからこそ?)、緊張のあまり手が震えてレコード針を盤上に落として傷つけてしまうことがある。しかし失わない術はなく、失わないモノもない。ただ葛藤があるのみ。

build2destroy さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おしゃべりメガネ

    確か自分が高校生の時に、ハードカバーで新刊を購入した初めての本だったかと記憶しています。著者の昨今の作品は、色々とシリーズモノ(『1Q84』『海辺のカフカ』『ねじまき鳥〜』)が目立つ中で、スポット的にひとつの作品を読むには、ちょうどいい内容と思えます。昨今の作品のように文章が難解?ではなく、ある意味ピュアな恋愛モノで『ノルウェイ〜』ほど暗くはないですから、ストレスなく読めると思います。子供の頃、学生の頃、そして結婚から今に至るまで、様々なフィルターをとおして人生を、素敵な音楽とともに描いてくれています。

  • キク

    新刊時の世間の評判はあまりよくなかった。リアリズム恋愛作品としては他に「ノルウェー」があるけど、あれは青年の葛藤だったのに対して、本作は中年の不倫だったので「だったら別に、春樹さんじゃなくて渡辺淳一や石田衣良でいいじゃん」と戸惑ったんだと思う。でも今読むとそんな単純な話しではない。「僕という人間は究極的には悪をなし得る人間だという事実を受け入れるしかなかった。僕は本当に大事な人を、取り返しがつかないくらい決定的に傷つけてしまうことのできる人間だった」喪失と再生が、むしろ他作品よりも深くキツく刺さってくる。

  • 再び読書

    全く覚えていなかったので再読。島本さんとの愛の物語とも言える。捨てられる妻と子供の気持ちはいかがであろうか?イズミの闇は如何ほどであろうか、子供が怖がる恐怖の能面も想像するだけで恐ろしい。彼の作品ではあまり子供がいる主人公がいる印象が薄いので、意外に感じた。この主人公の人生は幸せだったのであろうか?一般的に考えると贅沢な悩みが彼をこれからも包み込むであろう。今との大きなの違いは、一人っ子の割合が大きく変わった。

  • 抹茶モナカ

    高校生の頃に読んで、幻想の消滅、主人公の身勝手さが自分に重なって、凄く好きな作品で、久し振りに再読。大人になったハジメ君の前に現れる島本さんは、実はイズミである、という解読を何処かで目にして、色彩の筆致からも解読の助けになる、との事で、実はホラー・ストーリーでもあるらしいのだけれど、最後の有紀子との会話のシーンが心に響いて、そんな読みでは足りない奥行きがあるように思う。村上作品にしては、大人になるまで紳士ではない主人公の振る舞いや揺れがリアルで、さらっとしつつ、親近感を感じて、個人的に思い入れのある本。

  • みえ

    イズミと島本さんの最後が曖昧で終わってるように思う。主人公が若い頃とは言え、女性を傷つけてるな〜って。最後、不幸になれ〜って思ってた。 村上春樹さんの作品、久々に読んだ。あの文体、読み続けるのはちょっと苦痛。あんな男女間の会話なんかしたことない。世界が違いすぎる。私の好みではないな〜?

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