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はいほー! 村上朝日堂 新潮文庫

Haruki Murakami

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101001401
ISBN 10 : 4101001405
Format
Books
Publisher
Release Date
May/1992
Japan

Product Description

本書を一読すれば、誰でも村上ワールドの仲間になれます。安西水丸画伯のイラスト入りで贈る、村上春樹のエッセンス、全31編!

Content Description

せっかちで気が短い。占いには興味がない。最近の映画の邦題はよくないと思う。ときどき無性にビーフ・ステーキが食べたくなる。双子の恋人が欲しい。フィッツジェラルドとチャンドラーとカポーティが好き。この中で三つ以上思い当たる方は、誰でも村上ワールドの仲間です。はいほー!と軽やかに生きるあなたに贈る、村上春樹のエスプリとユーモア。安西水丸画伯のイラスト入り、全31編!

目次 : 白子さんと黒子さんはどこに行ったのか?/ わり食う山羊座/ 青春と呼ばれる心的状況の終わりについて/ 腔犯まくわうり/ 千葉県タクシー・ドライヴァー/ チャンドラー方式/ 日本長期信用銀行のカルチャー・ショック/ ジム・モリソンのための「ソウル・キッチン」/ 村上春樹のクールでワイルドな白日夢/ 落下傘〔ほか〕

【著者紹介】
村上春樹 : 1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。’79年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『1Q84』(毎日出版文化賞)など。海外での文学賞受賞も多く、2006(平成18)年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、’09年エルサレム賞、’11年カタルーニャ国際賞、’16年ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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全31篇からなるエッセイ集なのですべてがお...

投稿日:2012/10/05 (金)

全31篇からなるエッセイ集なのですべてがおもしろいということはないのだけれど、時間があると気軽に手に伸びる一冊。1980年代に書かれているにもかかわらず時事ネタが少ないせいか、あまり古さは感じない。お気に入りは、”チャンドラー方式”,”無人島の辞書”, ”ビーフ・ステーキ、ビーフ・ステーキ”。ちなみに文化出版局の単行本のイラストは安西水丸ではなく高橋常政で、アメリカンなタッチがピンボールのイラスト等で良い雰囲気を出していた。 

build2destroy さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おしゃべりメガネ

    ここ最近立て続けに読みまくってる村上さんのエッセイです。やはり書かれた時期が時期(83年〜88年)なだけに時代を感じます。スマホはおろか携帯電話すら話題にのぼらず、作者さん自身はあの名作『羊をめぐる冒険』から『ノルウェイの森』を執筆した頃だそうです。エッセイの文章からも村上さんの´若さ´みたいなものが伝わってきます。作者さんの年齢では34〜39歳と今の私よりも年下の頃になり、過去の作品とはいえ、ちょっと感慨深いものがあります。作者さんの大なり小なり、あらゆる物事に対してのこだわりが面白く伝わってきます。

  • ヴェネツィア

    『はいほー!』だなんて、エッセイ集のタイトルとしては、これ以上はないくらいな軽さだ。肩の力を抜いて、気楽に書きましょう、っていうスタンスか。村上春樹のエッセイは、「作家としての村上春樹」と「個人としての村上春樹」のちょうど中間くらいに位置している。だから、我々読者の側も小説とはまた違った春樹を楽しめる。『ラ・ボエーム』のように貧乏だった青年期を回想したり、あるいは南部のチャールストンに想いを馳せたり、はたまた時にはちょっと理屈っぽく考えてみたり、ついでにハイファッションの編集部をからかってみたり。

  • kinkin

    1983年から88年にかけて書かれたエッセイ集。村上春樹の小説は読解力と感覚が合わないせいか苦手。でもエッセイ集はだいたい全部読んでいると思う。さりげなく身近なことを書く、簡単そうだけど難しいと思う。そんなさりげないエッセイのなかで気に入ったのは星座のこと、洋画の邦題のこと、ドアーズのこと、お気に入りのコロッケのことそれと自分の好きなジャズのこと。ビリー・ホリディについて書かれていた。村上春樹氏は二日酔いや便秘、肩こりになったことがないらしい(あくまでも当時)そんな氏の書くエッセイだから肩が凝らないのかも

  • らったった

    読み終えました!!最近、読書から遠ざかっていました。毎日、40頁読破もいつの間にか終わっていました(--;)これは駄目だ!と思い、今一気に読んだ次第です。年が明けましたね。後れ馳せながら、あけまして、おめでとうございます(^^)本年も宜しくお願いします。近況はブログで綴っております。興味ある方は是非(*^^*)

  • HIRO1970

    ⭐️⭐️⭐️村上さんが83〜88年頃に書いた物だそうです。当時著者は30代ですから内容的にも若くてピチピチしてます。(実におっさんらしい表現だな、、、)この作品結構好きな部類です。面白い話が多くて飽きさせませんでした。今から30年ぐらい前の作品ですが、古さはほぼ感じませんでした。当時私は中高生でしたが、その頃読んでいても気に入っているような本でした(たぶん)。

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