CD

Cembalo Revolution Petite Romance

User Review :4.5
(7)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
KKCC3004
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

チェンバロ界の新アイドル登場!チェンバロってこんなにポップな楽器だったの?
チェンバロ・レボリューション

★チェンバロというとバロック音楽のイメージが強いですが、ラヴェル、マスネ、R.シュトラウス、ショスタコーヴィチといったロマン派・近代の大物作曲家がオリジナル作品を産みだしていました。ほとんどが世界初録音。いずれもひとかどの作曲家の手によるだけに、ピアノとは異なる、チェンバロの音色と機能を生かした魅力作ばかりです。また、日本人の手による最初のチェンバロ曲であの「海ゆかば」の作曲で知られる信時潔の「東北民謡」も収録。フランス、イタリア、ドイツ、ロシア、ポーランド、イギリス、スペイン、日本各国の民族色の違いも堪能できます。
★目玉は、伊福部昭がこのアルバムのため今年4月に書き下ろした新作「小ロマンス」。現時点で彼の最新作。まだ正式な発表をしていないにもかかわらず、すでにファンの間で話題となり、リリースが待たれています。
★もうひとつの目玉は、ディズニー・ランドのエレクトリカル・パレードの音楽として知られる「バロック・ホーダウン」のオリジナル・チェンバロ版。老若男女を問わず日本で最も愛されているこの曲は意外にもディズニーのオリジナル作品ではなく、現代音楽・ポップスの作曲家ジャン=ジャック・ペリーが以前に作ったものをウォルト・ディズニー自身が気に入り使い人気がでました。ディズニーではシンセサイザーの演奏ですが、ここでは生のチェンバロの響きで味わえます。
★ラヴェルの精巧さ、ドニゼッティの歌ごころ、マスネのエレガンス、R.シュトラウスの透明な典雅さ、大胆な和声によるオーケストラ的なディーリアス、ショスタコーヴィチの毒のある機知、チェレプニンの暴力性、タンスマンの濃密な叙情、琴を思わす和風の信時、伊福部の情念、「バロック・ホーダウン」のポップさなど、チェンバロがここまで多彩な表現力を持っていたとは驚き。チェンバロが苦手な人にオススメの革命的アルバムです。
★演奏の有橋淑和(ありはしすみな)は埼玉県生まれ。桐朋学園大学演奏学科古楽器科でチェンバロ及びアンサンブルを渡邉順生、崎川晶子、故鍋島元子、有田正広、有田千代子、中野哲也、本間正史、花岡和生各氏に師事。ブラビシモ・クラシカ2001コンクール審査員特別賞受賞。モデルの経験もあるとびっきりの美形チェンバロ奏者。
★特に「バロック・ホーダウン」はクリスマス、年末のイメージの強い曲なので、今年の冬はこれで決まり。クリスマス・プレゼントにも最適です。

チェンバロ界の新アイドル登場!チェンバロってこんなにポップな楽器だったの?
チェンバロ・レボリューション
@ドニゼッティ:変奏曲ト長調(1810頃)
Aトーメ:リゴドン作品97(1891)
Bラヴェル:スピネットを弾くアンヌ(1896)
Cマスネ:メヌエット(1906)
Dブゾーニ:ソナチネ第3番「子供のために」(1915)
Eディーリアス:舞曲(1919)
Fタンスマン:前奏曲とフーガ(1936)
GR.シュトラウス:カプリッチョ組曲(1944)
Hショスタコーヴィチ:オフェーリアの踊り(1963)
Iチェレプニン:組曲(1966)
Jワインベルク:ヴィンニ・プーフ(熊のプーさん)(1969)
Kロドリーゴ:前奏曲とリトルネッロ(1978)
L信時潔:東北民謡集より「さんさ時雨」「南部牛追唄」(1941)
M伊福部昭:サンタマリア(1979)
N同:小ロマンス(2002)
Oジャン=ジャック・ペリー:バロック・ホーダウン【オリジナル・チェンバロ版】

有橋淑和(チェンバロ)
録音:2002年5月30,31日,9月15,16日キング関口台第1スタジオ〈192Khz.24bitデジタル〉

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チェンバロというと、バロック音楽で、低音...

投稿日:2011/01/14 (金)

チェンバロというと、バロック音楽で、低音パートを奏でる楽器というイメージがありますが、このCDを聴けばそのイメージを良い意味で覆してくれます。 選曲されているのは何れも近代から現代までの作品なのですが、実に様々な顔を持った曲ばかりで、ラヴェルの作品のように綺麗なメロディで、古典的な作品もあれば、チェレプニンのような現代音楽のような作品も… 特に驚いたのが、信時潔の作品で、まるで琴のような音色と、日本的なメロディは、チェンバロでここまで出来るのかと、驚きます。 演奏の有橋さん、初めて聴きましたが、実に見事な演奏です。 録音も特に言う事ありません。

レインボー さん | 不明 | 不明

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このCDの購入層は幅広い。というのも、やは...

投稿日:2007/10/30 (火)

このCDの購入層は幅広い。というのも、やはりバロック・ホーダウンに興味がある方が大半と思われるが、私のように元々チェンバロ音楽を愛する者も購入している。それにしても、大半の曲が渋すぎる。貴重ながら、現代曲中心で一般受けする曲は少なく、マニア向け。チェンバロ初心リスナーがチェンバロ音楽は前衛音楽のようだという誤解を生じるような選曲だ。どうせなら有名ポピュラー曲の編曲集にした方が良かったかとすら思える。演奏自体も残念ながらやや野暮ったい。今後の彼女に期待しよう。

グラシル・たけちゃん さん | 埼玉県上尾市 | 不明

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これはHMV評の「…チェンバロってこんなに...

投稿日:2005/05/14 (土)

これはHMV評の「…チェンバロってこんなにポップな楽器だったの」という以上でも以下でもない演奏とするか「…チェンバロの音色と機能を生かした…」実験的な演奏とするかの両方、またはいずれかでしかない。このCDの目的が多くの人にチェンバロに興味をもってもらうものと割り切るものならOK!一時の話題だけで終わるかどうかは、この人の今後の音楽家としての探求の度合いにかかっており、まだまだ未知数である。

Engage 1 さん | 千葉 | 不明

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