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マッチうりの女の子

Hans Christian Andersen

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784924938281
ISBN 10 : 4924938289
Format
Books
Publisher
Release Date
December/1994
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nana

    子供と一緒に。

  • 西野友章

    絶望的な話だった。うわべだけをなぞると、ただ単に幻覚を見て死んでいく少女の話だが、その奥に作者の嘆きを感じた。暖かい部屋の中で、笑顔の家族に囲まれながら、飾られたクリスマスツリーの前で、七面鳥などのごちそうを食べることと、大晦日の夜、寒さに震えながら、暴力的な父親に怯え、空腹の中で誰も買ってくれないマッチを全部すって、大好きなおばあちゃんの幻覚を見ながら凍死する少女と、どっちがどうなんだということは比較のしようもない。

  • kiisuke

    冬が近づくと必ずよみたくなる、子どもたちも私も大好きな一冊。雪のなかでひとり静かに寒さに耐えながら……という寂しいはずのストーリーなのになぜかとても暖かく幸せな読後感が残ります。絵にも暖かみが感じられるからでしょうか。マッチを擦るたびに現れる夢の世界と現実の世界の繰り返しが何だか心地よく感じられます。子どもの頃は、かわいそうな女の子のお話だと思っていましたが、いま読むとハッピーエンド、実はとても幸せなお話だったんだなぁと思いました。

  • 小夜風

    【図書館】何度読んでも…どの挿し絵のものを読んでも…必ず泣けてしまう。アンデルセンと同郷のスベン・オットーさんのこの絵本は、降りしきる雪が本当に寒そうで、凍える女の子の辛さが伝わってきます。おばあさんに包まれて天に昇っていく時の女の子は、どれ程ホッとしてどれ程幸せだったろうと思い…また涙がこぼれてしまうのです。

  • greenish 🌿

    寒く暗い雪の降りしきる街を1人の女の子が歩いていました。足は裸足で、擦り切れたエプロンにはマッチの束を抱えて。寒さに耐えかねてすった炎の中に、女の子が見たものは…  ---軽井沢・絵本の森美術館にて読了。 あまりにも有名な物語ですが、アンデルセンと同郷の画家スベン・オットーが描く荘厳な冬の情景が、女の子の孤独も寂寥も憧憬も、そして安堵も、儚げに美しく描き出しています。切ないけれど、炎の向こうに見た祖母の姿。優しく手を引かれて旅立てたのですね。

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