Serse -Deutsch : Kubelik / Bavarian Rso, Wunderlich, Pold, Topper, etc (1962 Monaural)(3CD)

クーベリック、ヴンダーリヒ／ヘンデル：『セルセ』

指揮者ラファエル・クーベリックはヘンデルの作品を好み、彼が首席指揮者を務めていたバイエルン放送交響楽団でも作品をしばしば演奏しました。この1962年上演の歌劇『セルセ（クセルクセス）』は、ルドルフ・シュテクリヒが翻訳したドイツ語テキストを用いており、大英博物館に保存されていた自筆譜を参照しつつ、本来ソプラノもしくはメゾ・ソプラノが歌うクセルクセス役は、ここではテノールのために編曲されています。
　タイトルロールには当時「百年に一人の美声」と評価されたフリッツ・ヴンダーリヒが起用され、期待にたがわぬ歌唱を披露。クーベリックは楽器のヴィブラートを控えめに全体をきびきびとしたテンポで演奏し、当時の主流であった「ロマンティックで旋律をたっぷり歌わせるバロック音楽」とは一線を画すものとなっています。（輸入元情報）

【収録情報】
● ヘンデル：歌劇『セルセ（クセルクセス）』 HWV.40 全曲（ドイツ語歌唱）

　セルセ（ペルシアの王）…フリッツ・ヴンダーリヒ（テノール）
　アルサメネ（セルセの弟）…ナーン・ペルド（テノール）
　アマストレ…ヘルタ・テッパー（コントラルト）
　ロミルダ…ジーン・クック（メゾ・ソプラノ）
　アタランタ…インゲボルク・ハルシュタイン（ソプラノ）
　アリオダテス…カール・クリスティアン・コーン（バス）
　エルヴィーロ…マックス・プレープストル（バス）
　バイエルン放送合唱団
　バイエルン放送交響楽団
　ラファエル・クーベリック（指揮）

　録音時期：1962年10月22-28日
　録音場所：ミュンヘン、ヘルクレスザール
　録音方式：モノラル（ライヴ）
　旧品番：C47698DR