[USED:Cond.AB] Suites & Concertos : A.Lewis / G.Jones / Philomusica of London, C.Pini, Marriner(Vn)

オワゾリールの初期のステレオLP2枚から選曲されたヘンデルの作品集

このアルバムの作品はデッカのレーベル、オワゾリールにより発売された極めて初期のステレオのLP2枚から選ばれています。
　『ヘンデルの音楽』は1958年のアルバムで、アリア集と歌劇『ロドリーゴ』からの器楽の組曲が収録されていました。『ロドリーゴ』はヘンデルの初期の、ロンドンに行く前のイタリア・オペラで、1707年にフィレンツェで初演されました。このオリジナルLPと同様にこのアルバムでも、ヘンデルの最後のオラトリオ、壮大で悲劇的な『イェフタ』からの2つのシンフォニアが『ロドリーゴ』組曲の前に置かれています。
　2年後のヘンデル管弦楽作品集のLPでは、音楽学者でチェンバロ奏者のサーストン・ダートが、ジャコビアン・アンサンブルからの協力者、ウェールズのヴァイオリニストのグランヴィル・ジョーンズとともに、1735年から36年に作曲されたヘンデルの協奏曲Op.4から2曲を演奏しました。オリジナルはオルガンのために書かれたものですが、ここではサーストン・ダートの編曲により演奏されています。ハープのオシアン・エリス、リュートのデスモンド・デュプレもヴィルトゥオジティー溢れる演奏を披露しています。（輸入元情報）

【収録情報】
ヘンデル：
1. オラトリオ『イェフタ』 HWV.70からシンフォニア2曲
2. 歌劇『ロドリーゴ』 HWV.5〜組曲
3. ハープとリュートのための協奏曲変ロ長調（オルガン協奏曲変ロ長調 HWV.294, Op.4-6からの編曲）
4. ハープ協奏曲ヘ長調（オルガン協奏曲ヘ長調 HWV.293, Op.4-5からの編曲）
5. 合奏協奏曲ハ長調 HWV.318『アレクサンダーの饗宴』

　オシアン・エリス（ハープ：3,4）
　デスモンド・デュプレ（リュート：3）
　カール・ピーニ、ネヴィル・マリナー（ヴァイオリン：5）
　フィロムジカ・オブ・ロンドン
　アンソニー・ルイス（指揮：1,2）
　グランヴィル・ジョーンズ（指揮：3-5）

　録音時期：1958年3月（1,2）、1959年6月8日（3,4）、1959年6月2日（5）
　録音場所：ロンドン、ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ1（1,2）　ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ3（3,4）　ワトフォード・タウン・ホール（5）
　録音方式：ステレオ（アナログ／セッション）