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北海道ミステリークロスマッチ

Hajime Tsukatou

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909735218
ISBN 10 : 4909735216
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

 札幌圏をそれなりの本格ミステリーの北の聖地と自認しても許されるのではないか。この地に縁を結ぶ作家たちの、それぞれの新しい作品をどんどん見られないのはもったいない。小説もマンガも問わず、さらには創作も評論も問わず、ミステリーでありさえすればジャンルを超えて横断的に作品を集合させてはどうだろう。そんな広場を創ってもいいのではないかと、意見がまとまりました。
 ジャンルのクロス、作品の異種混合ぶりが化学変化を起こし、新しい刺激を生み出すかもしれません。競うことも刺激の一つであろうと、年に一回の、以下のようなコンテスト形式になりました。自作を投じた有志参加者(投票のみの参加者も含む)が選評とともに一〜三位までを選び、投票し、大賞授与作品を決定する。
 
 この掛け声のもと、北海道圏を中心としたミステリーの旗手たちが集い、2019年〜2022年まで年一回、投稿サイト「note」に作品と投票結果がまとめられ、各年の一位作品および、順位に関係なく、推薦作も含め計九編の短編を収録の運びとなりました。

【著者紹介】
柄刀一 : 1959年北海道生まれ。公募アンソロジー『本格推理』(光文社文庫)への参加を経て、98年『3000年の密室』(原書房)でデビュー

新麻聡 : 1960年東京生まれ。94年「マグリットの幻影」で第2回『本格推理』(光文社文庫)に入選。96年「十円銅貨」で第4回『本格推理』(同)に入選

既晴 : ミステリー・ホラー作家。台湾犯罪作家聯会理事長。1995年「推理」雑誌にて短編「考前計劃」でデビュー。2002年「請把門鎖好」第4回「甲冠大衆小説賞」受賞。2020年短編「沈默之槍」TVドラマ化、プロデューサー。台湾在住

櫻田智也 : 1977年北海道生まれ。埼玉大学大学院修士課程修了。2013年「サーチライトと誘蛾灯」でミステリーズ!新人賞を受賞。17年、受賞作を表題作にした連作短編集『サーチライトと誘蛾灯』(東京創元社)でデビュー。21年、『〓かえる』(同)で日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞を受賞

千澤のり子 : 東京都生まれ。専修大学卒業。2007年、二階堂黎人と共著の『ルームシェア』(講談社ノベルス)でデビュー。羽住典子名義で評論も手がける

根本尚 : 漫画家。「ミステリーボニータ」(秋田書店)に「衆議院議員 日本一」を連載(2005年〜20年)。「週刊少年チャンピオン」(同)に「現代怪奇絵巻」を連載(06年〜08年)。「月刊プリンセス」(同)に「根本尚の2ページ劇場」を連載(16年〜25年)。「楽待新聞」(楽待)に「競売物語」を連載(24年〜)

深津十一 : 1963年京都府生まれ。2013年、『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作『「童石」をめぐる奇妙な物語』(宝島社)でデビュー

松本寛大著 : 1971年札幌市生まれ。2009年、島田荘司選・第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した『玻璃の家』(講談社)でデビュー

和久井清水 : 北海道生まれ。2015年に江戸川乱歩賞候補。内田康夫の未完作品を書き継ぐ“『孤道』完結プロジェクト”にて最優秀賞を受賞し、19年『孤道 完結編 金色の眠り』(講談社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • だるま

    北海道に縁のある作家が、小説、評論、マンガ、等のミステリー作品をコンテストに発表する。その中から参加者が審査し優秀作を決め毎年の行事にする。そこで選ばれた第一回から第四回までの受賞作全てと入選作の一部等を集めたのが本書。柄刀一さんが主催者なので、しっかりしたコンテストであり、地方の試みとは思えない程の質の高い作品ばかりで、ちょっと感動した。第一回の受賞作が何とマンガ。絵のタッチは殆ど喜国雅彦だが、堂々たる本格ミステリで傑作。櫻田智也さんのノンシリーズを初めて読んだが、この人は本当に巧い。良い企画本だなあ。

  • Think

    読んだ感想があった気がするのだけれども、最後の話を読んだら何かもう吹っ飛んでいってしまいました。そういう意味でも読んでよかったです

  • naimei

    小説の福袋みたいな感じで、1冊の本の中に複数の作家さんのミステリー作品が盛りだくさんに入っているのですごくおもしろかった。この本の中で気になる作家さんもいたので、他の小説も読んでみたい。

  • アヴィ

    北海道と銘打っていて、確かに北海道出身の作家が多いが各作品の舞台もほとんど北海道と関係ない。そしてこういった地域性を出したアンソロジーで良い本に出会ったためしがなく期待しなかったが、これが意外と面白い。冒頭のミステリー漫画がまず良く出来ている。その後に続く小説も、どれもよく練られていて一級のミステリーに仕上がっている。甲乙つけがたいがラストの全裸まつりが自分にはツボ。

  • さち

    漫画もあり、これが一番面白かった。凶器はこの内のどれかと、かなりのヒントを出してくれているのに全くわからなかった。後から読み返すと伏線だらけで、悔しくなるなあ。

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