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八代目正蔵戦中日記 中公文庫

Hachidaime Hayashiya Shozo

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122072350
ISBN 10 : 4122072352
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

噺家・八代目林家正蔵(後の彦六)が残した膨大な日記より、昭和16年12月1日から20年8月31日の記述を摘録。清貧に徹した長屋での暮らしぶり、謹厳実直で「トンガリ」とあだ名された反骨精神がにじむ活き活きとした筆致に、蝶花楼馬楽時代の名人の素顔が窺える。戦時下における東京下町の日常を伝える貴重な一級資料でもある。

目次 : おぼろげな父の記憶(花柳衛彦)/ 優しかった父(藤沢多加子)/ 昭和16年(12月1日から)/ 昭和17年/ 昭和18年/ 昭和19年/ 昭和20年(8月31日まで)/ 巻末エッセイ(林家正雀)

【著者紹介】
林家正蔵(八代目) : 1895(明治28)年、東京生まれ。1912年に三遊亭三福(三代目円遊)に入門し「福よし」。17(大正6)年に「橘家二三蔵」の名で二ツ目。19年に「三代目三遊亭円楽」となり、20年に真打ち昇進。28(昭和3)年に「五代目蝶花楼馬楽」、50年に「八代目林家正蔵」を襲名。81年に「林家彦六」と改名、82年没

瀧口雅仁 : 1971(昭和46)年、東京生まれ。演芸評論家、芸能史研究家。新聞・雑誌等で寄席・演芸評、演劇評を執筆。寄席「墨亭」席亭も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • fwhd8325

    長く正蔵の名で演芸番組に出ていたことを覚えています。突然、彦六に改名した時は、なんだか大騒ぎだったような記憶です。この正蔵という名跡の意味も知らない頃のことです。日記は、さらに遡り馬楽時代に書かれた戦中のものです。昭和16年から20年までの噺家として、市井のものとして貴重な記録と思いました。もっとも、日記を公開することを意識していたわけでないからこその生々しさなんでしょう。あの時代、普通に大人として行動し、考えている人がたくさんいたんだなと思いました。

  • ikedama99

    戦中の日記者を読みたくて手に取った次第。五代目蝶花楼馬楽の時が、戦中となる。高座に上がったりもしているが、警防団のこと、家族のこと、長屋のことなど、普段の生活全般についてつづられている。昭和16年の12月から昭和20年8月31日まで。戦時色が明るい時期からどんどん重くなり、そして東京空襲などもあって、それらが短くも確実につづられている、自分の思いも短く添えられることもあり、生活への向き合い方がわかる。読んでよかった本。笑いを求める人がいつづけたことも知る。

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