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大いなる聖戦 上 第二次世界大戦全史

H・p・ウィルモット

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336062925
ISBN 10 : 4336062927
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

英国、米国、ノルウェーなどで長年にわたり、20世紀の戦争と戦略に関する研究を進めてきた斯界の碩学による、第二次世界大戦を学ぶために不可欠の必読書。

目次 : 第1章 新しい世界と新しい戦争(平和の問題/ 中国に対する日本の野心/ 日本と満洲 ほか)/ 第2章 征服戦争の階梯(ドイツ国防軍の軍備/ ポーランド軍と独軍の戦闘序列/ 北ポーランドにおける戦い ほか)/ 第3章 世界戦争への拡大(中国戦線で日本が直面する難問/ 日本の政策決定へのヨーロッパ情勢の影響/ 本の機会と選択肢 ほか)

【著者紹介】
H.P.ウィルモット : 1945年英国ブリストル生まれ。ロンドン大学キングズ・カレッジ戦争研究学部で軍事史の博士号を取得。米国国防大学の幕僚課程を修了し、英国国防大学で安全保障戦略の修士号を取得。英国陸軍特殊作戦部隊(SAS)での軍務経験を経てサンドハースト陸軍士官学校戦史上級講師、国防省戦史上席研究官、デ・モントフォート大学軍事・社会学研究所客員教授、グリニッジ大学客員教授を歴任。英国外では王立ノルウェー国防大学客員教授、米国テンプル大学、メンフィス両大学客員教授を歴任。また、1992年から1994年にかけてワシントンDCの米国国防大学軍事戦略・作戦コースで海軍史の講座を担当した。軍事一般、とりわけ20世紀の戦争と戦略に関する20冊以上の著作がある

等松春夫 : 防衛大学校人文社会科学群国際関係学科教授。1962年米国ロサンゼルス生まれ。筑波大学人文学類(ヨーロッパ史)卒。早稲田大学大学院政治学研究科(政治思想)修士課程修了。オックスフォード大学大学院社会科学研究科(政治学・国際関係論)博士課程修了。D.Phil(International Relations)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • skunk_c

    第二次世界大戦終結から3/4世紀目の節目を考え、ことしはその20世紀最大の戦争に関する大部な書を読み続けてきたが、これはその最後。ここに来て典型的な軍事史にあたる。いわゆる戦略と戦術を峻別し、その戦略的価値に評価の重点を置きながら記述する。当然のように中心はヨーロッパ、特に東部戦線の分析に紙面が割かれるが、敢えて細かい戦闘の内容には触れず、大局的な情勢を中心に分析している。したがって戦争の見取り図を得るには本書は適切と思う。残念なのは附属の地図が少なく、本文中の地名で地図に記載がないものが数あることか。

  • ケニオミ

    第二次世界大戦についての本ですが、欧州戦と太平洋戦を対等に扱っているとても珍しい内容です。これまで読んだ、どの第二次世界大戦についての本よりも、様々な戦線の解説に納得できました。特に日本が米国との戦争に踏み切った理由がコンパクト、かつ分かりやすくまとめられていました。下巻も楽しみです。第二次世界大戦についての本を読むならば、この本だと思います。

  • ジュン

    大戦に関する様々な通念を覆し統合していく。例えば、ウィルモットは「伝説的に強いドイツ軍」には批判的で、冷戦から20年を経た本書において、イデオロギーから比較的自由にソ連軍の1944年以降のプロフェッショナリズムを評価している。私はどうしても日中戦争や太平洋戦争を冷静な目で見ることができないのだけど、ウィルモットは史学と安全保障の見地から事実と考証だけを重ねていく。重要なのは欧州戦域だけではなく、アジア・太平洋側においてもそれがなされていること。この専門性はビーヴァーにはなく、ウィルモットの本領といえる。

  • 八八

    H.P.ウィルモットは海外、特にアングロサクソン系の研究者の評価が高い軍事史家である。しかし、日本における知名度は皆無と言ってよい。本書はそのウィルモットが著作した第二次世界大戦の通史であり、多く引用される基本書である。この書籍の特徴は3つある。1、総力戦の時代における戦いをある将軍の働きや軍自体が勝敗を左右したと描く事を批判している。2、太平洋戦域にも注意を払っている。3、巷で溢れている俗説や通説を批判的に検討している。これらの視点で描かれた本書を読むことによって多くの知見を得ることができるであろう。

  • Toska

    「第2次世界大戦のコンパクトな通史」という難業に挑んだ大著。個々の出来事や戦闘が互いにどう連関しているかを解き明かしてくれるのがありがたい。大戦に至る様々な動きについて、日本の大陸進出から説き起こされている点には考えさせられた。満州事変ってナチスの政権獲得よりも前の話なんだよなあ。戦間期の国際秩序にかなり早い段階でチャレンジしたのが我が国である、という事実は忘れてはならないと思う。それが一貫した侵略計画ではなく、現場の暴走と上層部の無策により場当たり的に進んでいったことも…

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