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デザインと障害が出会うとき

Graham Pullin

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784873119854
ISBN 10 : 4873119855
Format
Books
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

デザイナー、エンジニア、医療関係者、そして障害を持った方々が、お互いに刺激し合う、健全な緊張関係のもとで開かれた議論を行うためにプロダクト、ファッション、インタラクション、グラフィックなどの事例を多数紹介。

目次 : 初めの緊張関係(ファッションと目立たなさと交差/ 探求と問題解決との交差/ シンプルとユニバーサルとの交差/ アイデンティティーと能力との交差/ 挑発と感受性との交差 ほか)/ デザイナーたちと出会う(安積朋子、脚立と出会う/ もしPhilippe Starckがおしりふきと出会ったら/ もしJasper Morrisonが車いすと出会ったら/ Michael Marriott、車いすと出会う/ もしHussein Chalayanがロボットアームと出会ったら ほか)

【著者紹介】
グラハム・プリン : ダンディー大学でインタラクションデザインを教えるとともに、話すことのできない人たちの表現力を高めるコミュニケーション装置について研究している。彼は上級デザイナーとして世界有数のデザインコンサルタント会社であるIDEOで、またイギリスの著名なリハビリテーション工学センターであるBath Institute of Medical Engineeringで勤務してきた。彼は複数の国際的なデザイン賞を、障害に配慮したデザインの分野と一般向けデザインの分野で受賞している

小林茂 : 博士(メディアデザイン学・慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)メディア表現研究科教授。グッドデザイン賞審査員(2017・2020・2021年度)。オープンソースハードウェアやデジタルファブリケーションを活用し、多様なスキル、視点、経験を持つ人々が協働でイノベーション活動に取り組むための手法や、その過程で生まれる知的財産を扱うのに適切なルールを探求。岐阜県大垣市において2010年より隔年で開催しているメイカームーブメントの祭典「Ogaki Mini Maker Faire」では総合ディレクターを担当

水原文 : 翻訳者。電子機器メーカーや通信キャリアでの勤務を経て、2007年に独立。これまでの仕事には数学や電子回路、食品化学・発酵食品に関連したものが多いが、障害者の社会参加にも関心を持っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takao

    ふむ

  • カエル子

    インクルーシブデザインについての勉強読書。インダストリアルデザイン中心だったので狙いとは違ったけれど、とても参考になった。デザインの文化と医用工学の文化が協業しようとするときに生まれる緊張関係を逆手に取り、それをきっかけとする思考と試行を促そうとする著者の挑戦が丁寧な翻訳で綴られていました。「誰のためにデザインする」のかを理解するところから始まるUCDやUXデザインがインクルーシブを考えるときにまずぶつかるであろう壁が見えてきた気がする。むずかしいな……。でも避けられない路線。前半だけでも近々要再読。

  • doji

    障害に配慮する、その行為自体を見つめ直し、後ろめたさのようなものをいかに払拭しながらデザインに向き合うのか。著者が障害のあるものとないもののニーズが合致する場所で生まれるデザインを「共振」と書いていて、それがなにより印象に残った。「ふつう」をデザインするものとしてインダストリアルデザインは成り立っている部分はあり、障害のある方のためのデザインは量産はできない。その産業構造的な違いを超えてどのようにデザインを問い直すかという課題について考えた。

  • Sanchai

    障害に配慮したデザインの分野では、いまだに臨床医とエンジニアしかチームにいないことが多く、問題解決の文化が支配的だと指摘。問題解決と、より遊び心のある探求とのより豊かなバランスから、価値ある新しい方向性が開けるかもしれないとして、障害に配慮したデザインに、より多くのデザイナーが参画すべきだと主張している。主にはデザイナー視点での論考だと感じた。一方で、僕らが作業場が3Dプリンターで自助具を作っても、デザイン品質が障害者にふさわしいレベルに達している保証はないとも警鐘。そりゃそうなんだけど…。

  • Q

    2009年時点で障害を持つ人向けのデバイスをデザインする考察本。筆者の指摘では障害者向けデバイスには医療とデザインの緊張関係があるという。医療寄りに設計されている例として補聴器が、デザイン寄りに設計されている例として眼鏡が挙げられている。筆者としては前者がもっとデザイン人材を取り入れて使いやすいモノを作って欲しいと思っているのだろう。ではどうすれば良いのか。結論はない。医療とデザインの間で対話が必要だと主張している。また誰にでも使えるユニバーサルデザインが何時でも上手くいく訳ではないとの主張もある。

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