今年度ジャパニーズインディーポップ〜インディーダンスの大本命。
国境の片隅から放たれる極上のメロウネス。bonobos のカヴァー"Thank You for the music" を含む全六曲(全曲のインストも収録)。
ベッドルームポップ、エレクトロソウル、エレクトロニカ、インディーダンス...レコ屋にあるこれらのどの棚に置いてもしっくりくるサウンド、且つどの棚からもはみ出してしまう程の大きなポップネスは彼らの出身地である北海道浜中町が誇る広大な霧多布湿原の景色に完全にシンクロする。またクリスピーなビートからこぼれるクリック音は湿原に咲く真っ赤なアッケシソウから流れ落ちた霧露のようだ。そんな "ネイチャーエレクトロ" とも言うべき有機的なサウンドは、北海道の過酷な冬をも緩やかに過ごさせてくれるような人懐っこさと優しさに満ちている。
「東京でのライブの時、自分達が北海道の片田舎出身という事に全く引け目を感じなかった」というグッドデッキの2人の言葉から感じられる自信に満ち溢れたこの 2nd album は縦割りなジャンル分けを拒否しつつも、デス・キャブ・フォー・キューティーやくるり、レイ・ハラカミ、ジェイムス・ブレイク、ビビオ、ブッカーTジョーンズといった彼らが愛して止まない古今東西の刺激的な音楽の要素を注入し、トラックを iPad のみで制作したという前作には無かったベースやキーボードを取り入れる事によってエモーショナルで立体的なサウンドへと変化させる事に成功している。そしてより快感を増長させたビートも聴きどころであり、琴線に触れるセンチメンタルなメロディーとリリック、メロウネスが充満した世界観は本作でも健在だ。
自然以外に何もないと呼ばれるこの地域に "これがある" と各方面に胸を張れる道東発のポップミュージック。彼らのサウンドが更に多くのリスナーに届く可能性を持っている事に心から喜びを感じている。
<PROFILE>
Good Dek
Kou Nakamura (iPad, Bass, Vocal) // Michio Nishimura (iPad, Vocal)
北海道は道東の小さな街、浜中町(はまなかちょう)。モンキーパンチ氏の故郷として知られ、ハーゲンダッツ社が使用するミルクの生産地、霧多布(きりたっぷ)湿原が広がる、自然に囲まれたのどかな街である。ふたりの出会いは2012年。元々はバンドがやりたかったのだが、地元に趣味の合う音楽仲間は DJ やダンサーばかり。そこで彼らは好きな音楽を鳴らすべくイベントをオーガナイズ。ロックバンドはもちろん、ヒップホップやハウスにテクノ、前衛的なベースミュージック、エレクトロニカにいたるまで、まるで地元には不似合いなボーダレスな音楽イベントを次々と発信して行く。そして2014年、オーガナイズするだけでは物足りなくなった彼らは Good Dek を結成。iPad 片手に夜な夜なトラックを作り、そこにリリックという魂を注ぎ込む、iPad + Twin Vocal というありそうでなかったスタイルを確立する。フェイバリットに DEATH CAB FOR CUTIE 、rei harakami 、くるり、などを挙げ、エレクトロニカ、インディーロック、シューゲイザーといった美しく内向的なサウンドに、エモーショナルで中毒性の高いメロディーと歌詞、北海道という土地だからこそ産まれるサウンドスケープを表現。2017年4月、LIFESTYLE MUSIC RECORDS よりデビューミニアルバム "Rurban Liner Notes" をリリース。Rurban(ラーバン)とは Rural& Urban の略語、郊外と都市との融合の意味。都会と田舎を行き来するような、繋げるような、そんな音楽を目指し、国境に近い小さな街から、世界に向けて発進!!
(メーカー・インフォメーションより)