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カディスの赤い星 上

Go Osaka

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062756402
ISBN 10 : 4062756404
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2007
Japan

Content Description

フリーのPRマン・漆田亮は、得意先の日野楽器から、ある男を探してくれと頼まれる。男の名はサントス、二十年前スペインの有名なギター製作家ホセ・ラモスを訪ねた日本人ギタリストだという。サントス探しに奔走する漆田は、やがて大きな事件に巻き込まれてゆく。直木賞を受賞した、著者の代表傑作長編。第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回冒険小説協会大賞受賞作。

【著者紹介】
逢坂剛 : 1943年東京都生まれ。中学時代から探偵小説、ハードボイルド小説を書きはじめ、’80年『暗殺者グラナダに死す』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。ギターとスペイン内戦を扱った『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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著者お得意のスペインもの。 フリーのPR...

投稿日:2019/01/12 (土)

著者お得意のスペインもの。 フリーのPRマン、漆田亮は得意先から人探しを頼まれる。そのサントスという男は、スペインの有名なギター製作者を20年前に尋ねていた。わずかな手掛かりから、漆田はサントス探しに乗り出すが… 漆田が動き出すのに合わせたかのように、事態は展開しはじめ、スペインにまで舞台は広がっていく。スピーディで、スリリング。ただ、漆田の人間像を受け入れられない人がいるかもしれない。それとラストが悲しい。 著者は本作で、直木賞と推理作家協会賞を受賞している。

ねも さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    直木賞】PR会社社長漆田亮、日野楽器の広報の仕事をする。消費者団体の文句に対応。裏金を渡す仕事、相手の調査。スペインから来日したギター制作者ラモスと娘のフローラ。記者相手の講演を企画。ラモスの依頼によるサントス高井の捜索。まるで探偵事務所のような活躍で社会の舞台裏を見ているよう。消費者団体の女性指導者、競合楽器会社を担当する競合PR会社の女性担当。

  • HANA

    いや、これは面白い。得意先の楽器会社から一人の人物を探してくれと依頼を受けた主人公。雲をつかむような話から一歩一歩その人物の足取りを追う部分は、まさに足の探偵といった所。主人公の言動も古き良きハードボイルドテイストで読んでいて嬉しくなってしまう。後半になると一本のギターの行方からスペインの現代史に新左翼まで絡んできて、俄然物語が動き始めると共にこちらも目が離せなくなる。舞台がいよいよ日本を離れスペインへという所で上巻は終わったが、これはすぐに下巻に取り掛からねば。賞三冠を受賞したのも納得の出来でした。

  • NAO

    日野楽器のPRを担当しているフリーの漆田亮は、スペインの名ギター職人ホセ・ラモスから依頼を受けて、20年前にラモスのスペインの工房にやってきたサントスという通称の日本人ギターリストの行方を捜すことになった。ラモスがサントスを探す目的は何なのか。ラモスに同行してきた孫娘フローラの来日目的は何か。人探しはいつか幻のギター探しに代わり、舞台はフランコ独裁下の不穏な状況にあるスペインへ。

  • ken_sakura

    快調(^_^)時は1975年、スペインのフランコ総統の死ぬ年。舞台は東京でスタート。主人公がモテてムカつくので、もっと本格的にぶっ飛ばしてくれψ(`∇´)ψ暴力が仕事の登場人物を期待しながら、下巻へ

  • アマニョッキ

    カディスの赤い星と呼ばれるギターにまつわる謎を追うハードボイルドミステリー。逢坂さん二冊目ですが、前回読んだものと内容が似ています。本当にスペインとフラメンコギターがお好きなんですね。PRマンという職業にあまり馴染みがないのですが、この本を読む限りよほど頭がよくタフでないと務まらないお仕事のようです。下巻は舞台が日本からスペインへ。どうなるのか楽しみです!

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