Requiem for Hieronymus Bosch : Markus Stenz / Concertgebouw Orchestra, Wilson-Johnson, Mikolaj, etc (Hybrid)

ヒエロニムス・ボス没後500年を記念して
RCOがデトレフ・グラナートにレクィエムを委嘱、世界初演

初期ネーデルランド絵画の中で異彩を放つヒエロニムス・ボス。現存する作品は約45点余りと少なく、悪魔、天使、聖人などが描かれ、幻想的な独特の世界観は、後世の画家に大きな影響を与えました。 2016年没後500周年を迎え、ロイヤル・コンセルトヘボウ管がレジデンス・コンポーザーであるデトレフ・グラナートに作品を委嘱。ソリスト、合唱、オルガン、オーケストラのための『ヒエロニムス・ボスのためのレクィエム』が2016年11月5日にアムステルダム、コンセルトヘボウで初演されました。
　デトレフ・グラナートは国立ケルン音楽大学でハンス・ヴェルナー・ヘンツェに作曲を師事、1988年にヘンツェが創設した現代音楽祭ミュンヘン・ビエンナーレで最初のオペラを発表し、以来現代ドイツを代表するオペラ作曲家として知られています。彼の作風は、現代的な視点からロマン派や古典派の音楽を新たに再構築した抒情的な音楽を特徴としています。2011年から2017年までロイヤル・コンセルトヘボウ管のレジデント・コンポーザーとして作品を発表しています。グラナートはボスの絵画とテキストを対応させ、通常のレクィエムの典礼文に、カルミナ・ブラーナの写本を組み合わせた様式で作曲。そしてボスの初期の代表作「七つの大罪と四終」に倣い、レクィエムの各楽曲には七つの大罪の詩が付けられています。（輸入元情報）

【収録情報】
● グラナート：ヒエロニムス・ボスのためのレクィエム

01. De Demonibus
02. Requiem Aeternam
03. Gula
04. Absolve Domine
05. Ira
06. Dies Ira
07. Invidia
08. Juste judex
09. Organ solo
10. Acedia
11. Domine, Jesu Christe
12. Superbia
13. Sanctus
14. Luxuria
15. Agnus Dei
16. Avaritia
17. Libera Me & Peccatum
18. In Paradisum

　アガ・ミコライ（ソプラノ）
　ウルズラ・ヘッセ・フォン・デン・シュタイネン（メゾ・ソプラノ）
　ゲアハルト・ジーゲル（テノール）
　クリストフ・シュトレール（バス）
　デイヴィット・ウィルソン・ジョンソン（バリトン／語り）
　レオ・ファン・ドゥセラール（オルガン）
　オランダ放送合唱団
　エドワード・キャズウェル（合唱指揮）
　ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
　マルクス・シュテンツ（指揮）

　録音時期：2016年11月5日（世界初演）
　録音場所：アムステルダム、コンセルトヘボウ
　録音方式：ステレオ（DSD／ライヴ）
　SACD Hybrid
　CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND