Spirit Junction: Korean Folk Music Meets Jazz

韓国の歌謡曲の世界で1960年代から80年代にかけてトップのサックス奏者として活動していたGil Ok-yunが残した韓国の伝統音楽とジャズが融合した韓国ジャズの名盤が初のレコード化!

韓国の歌謡曲の世界で1960年代から80年代にかけてトップのサックス奏者として活動していたGil Ok-yunだが、彼は主に歌謡曲の演奏家としてみなされており、ジャズのプレイヤーとは長年考えられていなかったという。とはいえGilは日本のジャズシーンとも交流がありピアニスト、三保敬太郎やギタリスト、沢田駿吾とも共演し、ジャズの要素を加えた歌謡曲のレコードもリリースしていたが、ついに積年の夢であったジャズ・アルバムという形で結実したのは1980年代にテグム(竹でできた横笛)奏者であるLee Saeng-gangとの出会いによってだった。Lee Saeng-gangのアンサンブルのメンバーであるチャング(韓国の伝統的な打楽器)奏者であるLee Sung-jin、そしてGilの楽団のメンバーだったパーカッショニストのRyu Bok-sungという4名によって即興的に録音された本作は最終的に2つのトラックとして完成した。サックスとテグムという2管の管楽器、そして様々に演奏されるパーカッションによって、今作は東洋と西洋の音楽的融合を果たしたといえるのではないか。CDのみでリリースされていた韓国ジャズの名盤が新たなアートワークとともに初のレコードリリースとなる。

（メーカーインフォメーションより）