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一九八四年 ハヤカワepi文庫 新訳版

George Orwell

User Review :4.0
(3)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151200533
ISBN 10 : 4151200533
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

村上春樹『1Q84』刊行に合わせ、名作中の名作が新訳版で登場!

全体主義に蝕まれた近未来社会の恐怖を描く、世界文学史上最重要の一冊が、大きな活字と新訳で甦る!

世界中がアメリカ地区、ソビエト地区、中国地区の三超巨大国家に分割されている一九八四年の近未来世界を舞台にして、行動、思想、言語にまで及ぶ強力な国家統制の上に成り立つ全体主義的社会のなかでの個人の自由と人間性の尊厳の問題を鋭くえぐった戦慄すべきアンチ・ユートピア小説の古典的名作!

〈ビッグ・ブラザー〉率いる党が支配する超全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。しかし彼は、以前より完璧な屈従を強いる体制に不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと出会ったことを契機に、伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが……。解説/トマス・ピンチョン。

<ジョージ・オーウェル>1903年〜1950年。イギリスの小説家、ジャーナリスト。

Content Description

“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強いる体制に以前より不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、彼は伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが…。二十世紀世界文学の最高傑作が新訳版で登場。

【著者紹介】
ジョージ・オーウェル : 1903年、英国領インドのベンガルに生まれる。文学のみならず、二十世紀の思想、政治に多大なる影響を与えた小説家。名門パブリック・スクールであるイートン校で学び、その後、数年間ビルマの警察に勤務。やがて職を辞し帰国すると、数年間の放浪を経て、作家となった。主な著作に長篇小説『動物農場』などがある。1950年没

高橋和久 : 東京大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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よくできた社会風刺ではあると思う。ただ、...

投稿日:2021/07/01 (木)

よくできた社会風刺ではあると思う。ただ、この世界で実施しているような愚民政策を実際にした場合は指導者階級も徐々に愚民化の波に飲まれて破滅しそうに思える。そういうところも含めて風刺なのかもしれないが。

hhi さん | 大阪府 | 不明

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オーウェルの代表作。非難の色が強く、オー...

投稿日:2012/12/30 (日)

オーウェルの代表作。非難の色が強く、オーウェルがどのように社会主義の堕落を見ていたかがよくわかる作品です。

はえとりぐさ さん | 東京都 | 不明

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ジョージ・オーウェルの代表作。ハヤカワで...

投稿日:2009/12/16 (水)

ジョージ・オーウェルの代表作。ハヤカワでの新訳は、やたらとかみ砕いた表現が多くなる傾向があるので、個人的には好きではない。古典は古典らしくかたい表現で読み継がれていくことも必要なのでは?

サニーデイズ さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    凄まじいばかりの迫力だった。読み終わった今も興奮が覚めやらない。再読にもかかわらずだ。この小説が書かれたのは1949年。つまり1984年は35年後の世界。そして、今はその1984年から31年後。これはけっしてオーウェルの予言ではない。あくまでも小説として仮構されたものだ。しかし、2015年の今、我々は恐怖する。この仮構世界が忍び寄っていることに。「権力の目的は権力、それ以外に何がある」―その果てに主人公のウィンストンは、そして我々は皆等しく人間としての矜持や尊厳を根底から失ってしまうのだ。戦慄の読書体験。

  • ehirano1

    なんとか読了。寝言さえも監視されてしまう恐ろしい社会で主人公は闘い続けました。そして読む側も本書と闘いながらの読書となりました・・・・・凄く疲れました。

  • Tanaka

    1940年代の作品なのかと思うくらい現代でも通じる作品。自分が自分で無くなるのはもちろん怖いけど、そもそも自分がどのような教育だったり考え方を教えられたりで自分を作ってきたのか考えても同じような怖さが出てくる。自由とは何か、正義とは何か、といった感じ。

  • ちくわ

    動物農場が面白かったので本作も。映画Vフォー・ヴェンデッタのような世界観で、反共産主義・反全体主義の結晶のような作品であった。今となっては古典に属するだろうが、世の中の三層構造が不変である事、最上位層は変化を望まない事、その変化を封じんが為だけに己の権力を維持しようとする事などは有史以来何も変わっていない。また現実世界では、中国がITを駆使して国民総監視体制を既に敷いており、もはやビッグブラザーは創作でも何でも無い。日本はまだマシなのか?いや、さほど変わらない気もする。ビッグ財務省に統制されてるもんな…。

  • Aya Murakami

    確か通院途中の書店で購入。 テレスクリーンに二分間憎悪は現代のSNSの炎上事件にそっくりです。誰それが不倫して週刊誌で叩かれたというのも実は意図的なニュースであって…?そんな今の世の中はそんなものなのかもしれません。 本当に怖いのはSFガジェットではありませんでした。拷問のちに言葉による洗脳を受ける主人公スミス。言葉による洗脳方法も結構現代的でした。「黒を白と言え!」私が両親から口を酸っぱくして言われていることじゃないですか!

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