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物語の作り方 ガルシア=マルケスのシナリオ教室 岩波現代文庫

G ガルシア マルケス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006023676
ISBN 10 : 4006023677
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

おもしろい物語はどのようにして作るのか? いったい何がきっかけで物語は成長し、新たに生まれ変わるのか? ガルシア=マルケスとプロのシナリオライターの仲間たちがキューバに集結。視聴者に訴えかけるストーリーづくりの秘法を語り合う。稀代のストーリーテラー、ガルシア=マルケスによる、実践的〈物語の作り方〉道場!

【著者紹介】
木村榮一 : 1943年生まれ。スペイン・ラテンアメリカ文学者。神戸市外国語大学名誉教授

G・ガルシア=マルケス : 1927‐2014。現実と幻想を混淆させて壮大かつ豊饒な物語世界をつくる、「魔術的リアリズム」を代表する作家。1982年、ノーベル文学賞受賞。同年、カンヌ映画祭に審査員として参加するなど、オーディオヴィジュアルな表現形式にも大きな関心を寄せ、映画監督になるべくローマの映画実験センターに学んだこともある。多数の作品が映画化されており、原作者としてではなく脚本家として関わった映画・TVドラマも数え切れない(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nobi

    ガボ(ガルシア・マルケス)のシナリオ教室は、彼の程良いリードもあって、参加した脚本家達は、ラテン音楽の掛け合いのように賑々しく意見をぶつけ合い各人が持ち寄ったストーリーは「がらっと変化し、形を取り、一定の方向に向かって動き出」す。ちょっと作り話過ぎるのではと感じるのもあったし、熱く交錯する議論を文字で追っていくのはしんどくもあった。でもガボの指摘は、辻褄合ってる?30分に入る?動機は?等意外にプラクティカル。「ガレー船の徒刑囚のように休むことなく仕事」してきた彼の指摘は時に手厳しくでも全体としては温かい。

  • どら猫さとっち

    「百年の孤独」などのラテンアメリカ文学の巨匠ガルシア=マルケス。彼がシナリオ教室の講師をしていたことには驚いた。その全貌をドキュメンタリーで綴る、物語の作り方道場。講師と生徒のディスカッションによって、物語や登場人物の展開が変わっていく。厳しく辛辣ながら、物語を作りあげる様子は、緊張感を保ちながら清々しく見える。奇想天外な物語も、彼の確固たる文学哲学なのだろう。

  • イシザル

    マルケスの描く抽象的な表現は、全て意味がある。という事がよくわかった。

  • Go Extreme

    探求メカニズム ストーリー分析 叙述的表現 雰囲気描写 沈黙は雄弁 叙述的 現実 夢 空想 境界曖昧 アナグノリシス 正体判明 母衣装 性的目覚め ロルカ的 古屋敷 狂女 カーニバル 繰り返す攻防か 銀行強盗 初犯 パニック 死神遭遇 幻影 現実 脱フラッシュバック 情報伝達 バイオリニスト悲劇 ケース爆発 夢追う老人 ベニー・モレーへ 感極まり泣く ハッピーエンド? オイディプス村長 自己矛盾 文学才能 技術脚本 オリジナルアイデア欠如 問題提起 一貫構成 編集下手 映画台無し 他者意見 考える勇気

  • biwacovic

    ガルシア=マルケスがキューバで開催したシナリオ教室、というかワークショップ。アイデアやイメージから、設定やストーリーを討議するパターンもあれば、その逆も。あくまで映像の脚本作りなので、時折ガボ(Gマルケス)が、小説はこうだが映像作品は違う、と語る場面が印象的。「私は抽象化が苦手だから物語を作るんだ」というのも面白い。百年の孤独の映画化を拒否している話も出てくる。ムヴィオラでフィルムの編集を(純粋に技術的に)学んだ話など、饒舌なガボが終始楽しい。

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