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カラマーゾフの兄弟 1 中公文庫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122076709
ISBN 10 : 4122076706
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ドストエフスキー作品の謎に最も迫った翻訳者・江川卓による魂の訳業、初文庫化。各巻に、訳者自身による詳細な注解を付す。〈巻末資料〉訳者解説

【著者紹介】
江川卓 : 1927年、東京生まれ。本名・馬場宏。父はロシア文学者の外村史郎。東京大学法学部卒。ロシア語は独学で始め、戦後、ソビエト文学の動向を紹介。また、ドストエフスキー、ソルジェニーツィン、パステルナークなどの翻訳で知られる。87年、『謎とき「罪と罰」』で読売文学賞(評論・伝記賞)受賞。2001年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • シンプルねこ(うみねこ)

    どうしてこんな話を見てきたように描けるんだろうと思っていたけど、ドストエフスキーの壮絶な人生を考えるといろんな経験に裏打ちされていて、なるほどねぇとなった。恨まれて殺された父親のことなど書かずにはいられないものがあったんだと思う。ドストエフスキーの作品を理解したかったら、もう彼の人生を調べたり、著作も全部読まないといけないなぁと思えてきた。

  • 植岡藍

    学生時代、最初に読んだのはこの江川卓訳ではなかったか?と思うのだけど、今となっては確かめる術もない。口調など気になる所もあるのだけど、何より物語が圧倒的に面白いから読める。訳注が充実しているのが良い。これだけ分厚い本はなかなか読めないがカラマーゾフならあっという間だ。

  • カレーうどん

    前にカラマーゾフの兄弟を光文社の翻訳で読んだ事があるのですが、こっちの江川卓さんの訳で読むのは初めてです。読んでみた感想、カラマーゾフの兄弟ってこんなに面白かったのかと夢中になってます…。ドストエフスキーの著作は全部、江川卓で読みたいですね。次の2巻もゆっくり読んでいこうと思います。

  • イヌネコ

    個性豊かな登場人物から発せられるセリフの一つ一つにおける破壊力が凄まじい。現実にありえそうだとか、ありえなさそうだとか、そうした議論を超えて、読者に有無を言わせぬ展開、勢い。「世界文学史上の傑作と称される」のも納得せざるをえない。情欲に生きるカラマーゾフ、そしてその中にあって純真な心を忘れない、敬虔なアリョーシャ。信仰と現実の対比。しかし、ある種動物的な衝動を開けっぴろげにする他の人物とは異なり、アリョーシャは一貫して理性的な態度を保っており、その点を僕は不気味に思った。あまりに人間から逸脱している。

  • 読書三餘

    金、女、酒。人類が生命をつなぐうえでの極楽と考えれば有利な欲求も、その健全の妨げとなる罪障、諸悪の根源とも解釈可能な点、人間は迷う。複雑な一家を対象に、争う苦悩は歯止めを知らぬ。風景に関する叙述は少なく、ロシアの広漠とした風土はあまり感じず、心理描写一強で物語は目まぐるしい展開をみせる。第一巻最大の見どころは、〈国家が教会になるか〉否か論争に思われる。そこでの兄弟三人と父のバラバラな立ち回りが絶妙であるし、キリスト教徒で且つ社会主義者が一番危険と指摘するミウーソフの存在は魅力的に映った。大作、ここに開幕。

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