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鬼談百景 角川文庫

Fuyumi Ono

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041033753
ISBN 10 : 4041033756
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan

Content Description

学校に建つ男女の生徒を象った銅像。その切り落とされた指先が指し示す先は…(「未来へ」)。真夜中の旧校舎の階段は“増える”。子どもたちはそれを確かめるために集合し…(「増える階段」)。まだあどけない娘は時折食い入るように、何もない宙を見つめ、にっこり笑って「ぶらんこ」と指差す(「お気に入り」)。読むほどに恐怖がいや増す―虚実相なかばする怪談文芸の頂点を極めた傑作!初めての百物語怪談本。

目次 : 未来へ/ 増える階段/ マリオネット/ 一緒に見ていた/ 踊り場/ K二六五/ 遺志/ 隠れ鬼/ 続き部屋/ 鬼〔ほか〕

【著者紹介】
小野不由美 : 大分県中津市生まれ。京都大学推理小説研究会に所属し、小説の作法を学ぶ。1988年作家デビュー。『残穢』は第26回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yoshida

    日常に忽然と現れた怪異を集めた作品集。小野不由美さんの作品だと、長編の方が怖さを味わえる気がする。実際、私はこういった怖い経験が幸いにして無いので、純粋に楽しんで読了することができる。これだけ沢山の人々が生活していて、様々な想いを持っていれば、所謂「怪異」として現れることもあるのではないか。大学生の頃は友人と数名でいわくつきの場所に行ったりしていたのだが、今はよそうと思う。夏に怪異譚を読むだけで充分に怖さが味わえる。実際に恐ろしいのは、生きている人間だなと思う。私は所謂「視えない人」で良かったと思った。

  • kishikan

    鬼談の定義が定かでないので、タイトルからイメージする内容と若干ずれてはいたが、多分この本を手にした人は皆満足するだろう。陰陽師のように鬼が出たり、時代がかってはいないけれど、現代の日常の裏に潜んでいる、あるいは子どもの頃に友人達と話していた怖い話、いわゆる都市伝説的な99の物語。それだけでも小野さんの創造力が十分に発揮されているけれど、なにせ1話が6行から長いものでも数ページ。星新一さんも驚くショート・ショート。身震いするような怖い話もあれば、悲しく切ない話まで。ホラー好きの方はお読み逃しなきように。

  • KAZOO

    ごく短いものからやや長い短編まで話が99収められています。場面が学校などが多いのは最近の事情や読書層を想定しているのでしょうか?読んでいてかなり怖そうなのもあればさほどでもないのもあって様々です。今の季節にはぴったりのものなのでしょう。電車の中で読むにはぴったりの本です。

  • Aya Murakami

    カドフェス2017対象本。 母に表紙見せたら「猫のイラストが怖い!なんでこんな本買ったの?」と言われた一冊。 「一緒に見ていた」は正体不明のナニかへの恐怖がよく表現されていました。最後まで正体不明の後ろから肩に手を置いてきたナニか。主人公は振り向くことができなかったようですが、振り向いて正体を見たらそれはそれで嫌な気分ですよね。肩に手を置くほどの至近距離で化け物の正体なんて目視したくないですよ。

  • sin

    しまった実話怪談だ。じつは実話怪談が苦手だ:)語り手の作為を感じてしまうのだ。後日談とかは意図的に付け加えたんじゃない?とか勘ぐってしまう。素直じゃないから…。さて久しぶりの実話怪談はといえばそういった感想はいだきながらもゾッと鳥肌の立つ話に包まれて涼しさよりも寒気を覚えて体調がおかしくなったくらいだ。こういった話は大勢でワイワイやったほうが体には負担がないのだろう。ああそうか怖さには素直なんだ:)

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