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月の影影の海 下

Fuyumi Ono

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062550727
ISBN 10 : 4062550725
Format
Books
Publisher
Release Date
July/1992
Japan

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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楽俊によって救われた陽子は、楽俊とともに...

投稿日:2010/08/24 (火)

楽俊によって救われた陽子は、楽俊とともに海客を手厚く保護するという雁国へと旅をするが、雁国にて陽子が「胎果」であることが判明して更に…、という話です。上巻と合わせて一気に読むことをすすめます。

羽夏 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 七色一味

    読破。上巻で失った鞘も戻り(「猿」が絡んでくるんですが、ナ・イ・ショ^^)、巧国を抜け、内海を渡って雁国へ。巧国内で妖魔に襲われて離れてしまった楽俊とも、雁国の港で再会。最初はやはり、楽俊を信じることができなかった陽子も、つっけんどんな飾りのない楽俊の言葉に、そしてそれまで陽子を苦しめていた孤独や疑心暗鬼に疲れたように、心を許していきます。半獣の楽俊ですが、今後も陽子の傍らにいて、いい仕事をしてくれそうな雰囲気です。後半は、一気にこの世界の理も明かされ、更に陽子の本当の姿が語られます。(続く)

  • マンセイ堂

    上巻と打って変わって、下巻では主人公の精神的成長が書かれ、親しい仲間もでき、話がかなり明るくなった気がします。ラストは少し寂しい気もしましたが、「良かった良かった」という感じでした。

  • ままこ

    再読。あちらに帰りたい強い気持ち。責任の重さ。自信のなさ。激しい葛藤、動揺。陽子の選びとった道は…。もふもふ楽俊の存在が度重なる裏切りにより荒んだ陽子の気持ちを救った。始まりの陽子の物語面白かった。

  • 風里

    十二国記再読祭り中。 楽旬に出会ってからのスピード感。 いろんな伏線が回収され、徐々に力強さを増していく。 陽子が悩むのも己の至らなさを自覚するのも、すごいと思う。 自分はそこまで己を顧みられているのだろうか。

  • みも

    50頁ごと位で山田章博氏のペン画イラストが挿入される。有名なイラストレーターの方なのだろうか…知識がない僕には貴重な挿画という認識もない。とは言え、異世界の妖魔達を描くイラストは、その迫力と躍動感が見事。だがそれら以上に惹かれたのは、主人公を甲斐甲斐しく看病する大きなネズミのイラスト。殺伐とした世界で荒廃してゆく心に、突如出現した陽だまりでうたた寝するような安らぎを覚える。異世界で欺かれ続けた「陽子」が、間一髪で危機を回避し生の炎を灯し続ける。それを支え続けたネズミ姿の「楽俊」の無償の熱い情愛が心に響く。

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