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女人国伝奇

Futaro Yamada

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784394904533
ISBN 10 : 4394904536
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan

Content Description

江戸・吉原―。かの大通人・蜀山人こと大田南畝が絶賛し江戸一の名花と謳われた松葉屋の花魁・薫。その馴染客であった日本橋の大問屋の次男坊・小七は、他の女郎に手を出し不義理のかどで罰せられ監禁されていたが、その弟を救いに兄・関之助が吉原にやってきた。野暮で堅物の兄に免じて小七をゆるした薫だったが、あることから、花魁の全てを賭けて関之助との駆け引きがはじまった―「傾城将棋」など、希代の語り手・山田風太郎が吉原の華やかで妖しい郭に交錯する男女の姿態を描く六編。

【著者紹介】
山田風太郎 : 大正11年(1922年)、兵庫県に生まれる。父母ともに代々医者の家系で本人も東京医科大学を卒業。昭和23年(1948年)『眼中の悪魔』で第二回探偵作家クラブ賞を受賞。昭和33年(1958年)に発表した『甲賀忍法帖』を皮切りに忍法帖もので流行作家となる。伝奇小説、推理小説、時代小説など多種多様な小説を書き、戦後日本を代表する小説家の一人である。平成13年(2001年)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヨーイチ

    山風だけど忍者は出てこない。比較的初期の吉原を舞台とした連作集。歴史上の人物と虚構のスターが共演するってパターンはこの頃から出来上がっていたらしい。山風センセのことだから、実在人物に関しては年代は律儀に守っている筈。実在組としては勝小吉、山田浅右衛門、大塩平八郎、鼠小僧次郎吉、相馬大作と中々豪華。非実在は所謂天保六花撰の河内山宗俊、片岡直次郎とか。勝小吉が居るってことはもう直ぐ明治な訳だけど、中身は退廃的な様式美の江戸文化そのもの。昭和の大衆文芸を堪能出来る。

  • たけはる

    遊郭本〜とジャケ買い。山田風太郎作品は初めてでしたが、しっかりと土台がありながらもエンタメ的文章で読みやすく面白い。鼠小僧の話が一番切なくてやるせなかったな。(鼠小僧がいい奴っぽくてしんみりしましたが、そういえばそもそもの原因はコイツだった……という世知辛さも好き)

  • 栄吉

    ★★★☆☆ 松葉屋花魁、薫のプライド!山風先生のお話しは良いなぁ。

  • getsuki

    吉原を舞台にした短編集 あの人が?!をごく自然に物語に登場させるのが上手く、特に最後の「夜ざくら大名」のひっくり返し具合がいい意味で驚かされた

  • あきのぶ

    ありんす言葉は読みづらいと言うか、斜め読みが困難だね。

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