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音楽を語る

Furtwangler

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309463643
ISBN 10 : 4309463649
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

ドイツ古典派・ロマン派の交響曲、ワーグナーの楽劇に真骨頂を発揮した巨匠が追求した、音楽の神髄を克明に綴る。今なお指揮者の最高峰であり続ける演奏の理念。

Content Description

至高窮極の指揮者、フルトヴェングラー。楽符というテキストの限界をそのままにせず、作品の構造分析と楽興の導くところ、ダイナミックに速度・リズムを動かして生きた音楽を実現したフルトヴェングラーが追求した、音楽の神髄を克明に綴る。ドイツ古典派・ロマン派に本領を発揮した、その理念の全貌。

目次 : 第1章 聴衆について/ 第2章 演奏について/ 第3章 劇的な音楽/ 第4章 ベートーヴェンの偉大さ/ 第5章 指揮者と試演/ 第6章 環境と芸術/ 第7章 現代の音楽/ 結語

【著者紹介】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー : 1886年、ベルリン生まれ。指揮者、作曲家。1922年、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、ベルリン・フィルの正指揮者に、27年、ウィーン・フィルの常任指揮者に就任。45年1月、スイスに亡命。5月、終戦とともにナチス協力容疑で演奏活動停止処分。47年、「非ナチ化裁判」無罪判決を受け、ベルリン・フィルの終身指揮者に。1954年、死去。主な演奏は、ベートヴェン、ブラームス、ブルックナー等の交響曲とワーグナー等のオペラといったドイツ音楽

門馬直美 : 1924‐2001。音楽家、音楽評論、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • かす実

    世界三大指揮者のひとりに数えられるだろう、フルトヴェングラーの音楽理念。ドイツ人はちょっぴり理屈っぽい上に逐語訳なので物凄く読みにくい。こんなに難解な本は初めて読んだ。でも、ずっと漠然と疑問に思っていた問題の本質に触れられていて感動した。なぜ純音楽が凄いのか?音楽の有機性とは?現代音楽の厳しさとは?聴衆はなぜ結局のところ無調音楽を好まないのか? またこれからも何度も読み返したいと思う。

  • 風に吹かれて

    大指揮者が音楽を語る。ゲーテの引用もいくつかあり、また思索家でもあり論理家(?)でもあるのだろう。その語り口は、装飾を排して彼の考えの本質の骨を表しているようで、正直理解が難しいところが多かった。ただ音楽は「生成」するものであるという点は、なるほど、と思った。私の理解するところは、最初の音が芽だとすると演奏家が音楽といかに生成するかによってその音楽は大木にも貧弱な木にもなる、ということだ。当たり前のことのようでいながら、テクニックに酔いがちな私-特に映像で鑑賞するとき-には教えられること大だった。

  • 牧神の午後

    やはりフルトヴェングラーは指揮者でもあったけどそれ以上に作曲家であったのだなぁと、無調音楽への反発を読んで実感。勿論、演奏家としての彼のスタンスは取り上げる曲についての語り口に見られるし、特にプローベについては、ジュリーにだったっけ?プローベのデキがあまりに完璧すぎて、これ以上の演奏が本番ではできないから、と本番をキャンセルした、というエピソードも、そうなのか?とそのスタンスに疑問になるレベル。惜しむらくは翻訳。逐語訳でヒジョーに読みにくく、日本語としてかなりの悪文。

  • アリョーシャ

    ヴァルター・アーベントロート氏(指揮者のヘルマン・アーベントロートではない)との対談という形をとっているが、実際にはフルトヴェングラーの独演である(アーベントロートの発言は削られてしまったらしい)。ベートーヴェンの音楽に関する話はやはりさすがという感じだが、聴衆、演奏、指揮者と試演(プローベ)などの演奏会を中心とした話も発見に満ちている。中身はよいのだが、抽象的な言葉を多用して語られる上に、文の間に修飾が挿入されるため、とにかく読みにくい。

  • O. M.

    大指揮者フルトヴェングラーが、クラシック音楽について語ったもの。聴衆、演奏、ベートーヴェン、調性・無調性などについて。第一人者の教養、説得力は凄いですね。1948年発行ですが、聴衆の受け取り方など今に通じる部分もあり、興味深く読みました。巻末、奥波氏の文庫解説は、フルトヴェングラーを知らない人には先入観を与えるので、後で読んだほうが良いと思います。

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