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ISBN 10 : 4047035068
Content Description
神器なき帝、後鳥羽上皇はなぜ若くして短期間に『新古今集』を編むことができたのか。そこには王権を高揚させる強力な文化統治の手段として和歌・勅撰集を位置づけ、幕府を凌駕し、「武」を圧倒しようとした上皇の強い意志があった。この『新古今集』成立にいたる道筋を、歌会・歌合の記録や撰集の過程から詳細に跡づけ、朝幕関係を含んだ複雑な史実とともに丹念に描き出し、武家政権下の王と「和歌の力」を浮き彫りにする。
目次 : 1 激動の時代を経て(神器なしの王位/ 自立への道/ 政治の劇変)/ 2 王と和歌文化(後鳥羽院政/ 百首歌を詠む/ 和歌を詠む喜び/ 勅撰集を見据えて)/ 3 勅撰和歌集の構想(文化統合/ 撰集の開始/ 目標を定める/ 壁にあたる)/ 4 新古今和歌集の成立(撰集の山場/ 新古今和歌集の成立へ/ 新古今和歌集の奏覧)
【著者紹介】
五味文彦 : 1946年生まれ。放送大学教授、東京大学名誉教授。東京大学文学部教授を経て現職。日本中世史専攻。『中世のことばと絵』(中公新書)でサントリー学芸賞、『書物の中世史』(みすず書房)で角川源義賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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クラムボン
読了日:2022/08/05
左近
読了日:2018/02/01
rbyawa
読了日:2016/07/23
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