Books

デューン 砂漠の救世主 新訳版 上 ハヤカワ文庫

Frank Herbert

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150124045
ISBN 10 : 4150124043
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ポール・アトレイデスが、惑星アラキスで帝国の権力を奪いとり、遂に帝座について12年。彼を救世主と妄信する砂漠の民フレメンは聖戦を敢行、人類をひとつにした。だがいま、ベネ・ゲセリット結社、航宙ギルド、そして、ベネ・トレイラクスの踊面術士“フェイスダンサー”ら旧勢力は、糾合して皇帝への陰謀を企み、ひそかに策略の手を伸ばしていた!ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督により映画化された伝説的傑作『デューン 砂の惑星』続篇の新訳版。

【著者紹介】
フランク・ハーバート : 1920年、米国ワシントン州生まれ。1952年に“スタートリング”誌でSFデビューし、1956年に初の長篇『21世紀潜水艦』を上梓。1965年に刊行した第2長篇『デューン 砂の惑星』は、ヒューゴー賞・ネビュラ賞を受賞したほかSFジャンルの壁を越えて圧倒的な支持を受けた。その後、同書から始まる“デューン”シリーズ全6作を発表し、1969年刊行の本書『デューン 砂漠の救世主』(以上早川書房刊)はその第2作となる。1986年死去

酒井昭伸 : 1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • パトラッシュ

    旧訳を読んだ際、ジョン・キャンベルが雑誌掲載を拒んだのも当然と思えた。ここに登場する皇帝ポールは聖戦で610億人を殺し、憲法は究極の暴政をもたらすと断言する宗政一致の独裁者なのだから。フレメン解放のため立ち上がった若き英雄の面影が失われた彼の恐怖政治下にあって、絶対権力の座を巡り展開する宮廷陰謀劇など歓迎されなかったのだ。しかし、あえて闇落ちしたポールを描いたのは、どんな理想主義者も現実政治に対する権力者となれば必ず腐敗堕落し、正義や悪とは相対的なものでしかないというハーバートの思想故ではないか。(続く)

  • 南北

    『デューン 砂の惑星』の続編で三部作の第2部にあたる新訳である。皇帝となったポール・アトレイデスに対して陰謀を巡らす人々が暗躍する話なので、前作に比べて地味な印象は免れない。さらに自分の本心を隠しつつ、相手にフェイントをかけるような人物の対話が中心のため、退屈に感じる人もいると思うが、こういう展開は嫌いではないので、楽しむことができた。旧訳を中学生の時に読んで以来だが、新訳のほうが読みやすいように感じる。映画の続編制作決定により第3部となる『デューン 砂漠の子供たち』の新訳も出るようで今から楽しみ。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    フレメンの「救世主」として崇め奉られ、デューンの皇帝となったポール。しかし、15年に渡る統治の末、選ばなかった道という死角も相俟って未来予知の力は複雑性を増していき、統治の為に「救世主」を絶対視したい神官達の思惑、ベネ・ゲセリット、中央権力を奪還したい旧皇族らの暗躍も絶えず、ポールは苦悩する。政を為す時に孤立する事程、苦難な事はない。そして刺客として送り込まれたヘイトは、肉体情報も魂も亡きダンカンと全く、同じだった。一方、子供に恵まれないチャニの原因が食事に避妊薬が盛られているというのがえげつない。

  • at-sushi@進め進め魂ごと

    ヴィルヌーブ監督による実写化が見事成功し、続編まで制作されるらしいので予習。 貴種流離&英雄譚であった前章から一転、政略結婚により帝位を簒奪後、聖戦の名の下に、僅か12年でヒトラーの1万倍もの犠牲者を出し銀河を支配するポールの闇堕ちぶりに、連載当時、読者や出版社から不興を買ったというのも頷ける。 盛者必衰の理あり、という破滅展開が待ち受けていそうな下巻へ。

  • 塩崎ツトム

    欧米では英雄から征服者となったポールの変質に嫌悪を示す読者が多かったと序文を書いた、フランクの息子ブライアンが語っているが、こういう英雄譚はひょっとしたら今の日本人の方が馴染みがあるんじゃなかろうか。豊臣秀吉とか、平清盛とか、大久保利通とか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items