Shout Um' Down

次代のソウル界を担うフロイド・テイラー新作! 父ジョニーに迫る勢いを聴かせてくれるキャリア最高傑作!

ご存じジョニー・テイラーの息子であり、次代のソウル界を担うシンガーとして期待されているフロイド・テイラー最新作!しかもこれが抜群の内容でコンテンポラリー・サザン/ディープ界隈だけで完結してしまうには勿体なさすぎる、見事に時代をもフォローした楽曲、歌唱が並んでおります。父ジョニーも典型的なサザン・シンガーで初期キャリアは鳴らしましたが、70年代中期以降はポピュラリティ溢れる、メロウとさえいえるようなナンバーまでレパートリーに。当時は賛否両論だったということですが、20世紀末にここ日本でもフリーソウル・シーンで持て囃されたのはまだ記憶に新しいところ。このフロイドの新作『SHOUT UM' DOWN』を耳にしているとまさに父同様のセンスをまざまざと感じさせてくれます。

オープニングの「What About My Love」からして多くのリスナーがノックアウトされるであろう哀愁感溢れる完璧なメロウ・ミディアム。まさにこのアルバムの内容を物語るようないきなりのハイライト・トラックは、昨今のEDM路線のR&B界を根底から覆すような楽曲の力を感じさせてくれます。時折挟まれるスロウでもサザン風味を醸し出しながらも主体はコンテンポラリー路線。ジャケット写真からは想像できないような滑らかな楽曲が並んでおり、駄曲はほぼ皆無。そして締めの「Turning Up」の見事な現代ステッパーズ!R.ケリーの曲?と言ってもよさそうで、この曲もハイライトに挙げたくなる完璧な締め具合。これは本当に多くのリスナーに耳にしてもらいたい、現代最高レベルのソウル・アルバムです!

（メーカー・インフォメーションより）