Farrenc, Louise (1804-1875)
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Posted Date:2025/11/14
19世紀にクララ・シューマンの他に女性の作曲家がいたことなど、恥ずかしながら寡聞にして今日までまったく想像もしたことがありませんでした。 届いたCDをさっそく聴いてみたら、これが実に良い!のです。 クララ・シューマンのレビューでも同じようなことを書きましたけど、ベートーベンの「運命」「田園」「第九」「英雄」、シューベルトの「未完成」くらいしか知らない人に聴かせて、これはベートーベンの交響曲1番だよ、2番だよ、シューベルトの若い頃の交響曲だよ、と言ったらぜったい信じてしまうと思います。なのに、モーツアルトやブラームスとはぜんぜん違うし、シューマンの初期ならあるかも、と思うくらい、様式や旋律の処理が古典音楽の王道(という言い方が適切かどうか?ですが)をいっているように思えました。解説書でエキルベイ女史が「ピリオド楽器こそ相応しい」というようなことを言ってますが、これをもしも、カラヤンとベルリンフィルがやったらどれほど素晴らしい演奏になったことか、と惜しまれるほどでした。 そして、なんでこんないい曲が今まで誰にも(少なくともクラヲタといえるほどの自分に)知られてなかったのか、カラヤンとは言わないまでも著名演奏家が録音を残していないのはなぜか、考えても益がないですけれども、フンメルやシュポア、遡れば二人のシュターミッツもそうですが、どこかで共通するものがあるような気もしました。 そしてふと、小川未明の「殿様のちゃわん」という小品を思い出しました。さっくり括れば、無名でも心地よいものが正義、というような話だったように思います。 多くの人に心地よさを味わっていただきたいと思ういいCDだと、私は、思いました。
TOCHIPAPA . |60year
Posted Date:2021/07/06
このHMVの曲名表記に記されている作曲者の正没年は間違いで 1804〜1875 が正しい。その程度にマイナーな作曲家かな。 ルイーズ・ファランは、ベルリオーズの1歳下、シューマンやメンデルスゾーン(1810年生まれ)、リスト(1811年生まれ)、ワーグナー(1813年生まれ)とほぼ同時代の女流作曲家です。その意味でファニー・メンデルスゾーン(フェリックスの姉、1805年生まれ)と同世代、クララ・シューマン(1819年生まれ)の先輩にあたります。 作風はドイツ・ロマン派に近く、「メンデルゾーン」といっても通用しそうです。オーケストレーションはシューマンよりも上手いような。 パリ音楽院初の女性教授とのことで、管弦楽曲がシューマンに絶賛されるなど、存命中は国内外で活躍し評価されたようですが、女流作曲家ということもあり、没後は忘却・無視されたようです。 そんなファランの交響曲を「実際の演奏」として聴くことができるようになったのは意義深いことだと思います。 交響曲第1番は、作曲者37歳のときの作品で、なかなか楽想や機転に富んだ、充実した内容の音楽だと思います。 序曲も、まるでモーツァルトの交響曲の序奏のような荘厳な開始、メンデルスゾーンを思わせる軽快さと色彩感の曲です。 演奏は、曲の真価を味わうには十分な水準で、きびきびと小気味よいです。録音も良好です。
Tan2 .
Posted Date:2021/07/06
このHMVの曲名表記に記されている作曲者の正没年は間違いで 1804〜1875が正しい。その程度にマイナーな作曲家かな。 ルイーズ・ファランは、ベルリオーズの1歳下、シューマンやメンデルスゾーン(1810年生まれ)、リスト(1811年生まれ)、ワーグナー(1813年生まれ)とほぼ同時代の女流作曲家です。その意味でファニー・メンデルスゾーン(フェリックスの姉、1805年生まれ)と同世代、クララ・シューマン(1819年生まれ)の先輩にあたります。 作風はウィーン古典派からドイツ・ロマン派に近く、「メンデルゾーン」といっても通用しそうです。オーケストレーションはシューマンよりも手慣れていると思います。 パリ音楽院初の女性教授とのことで、管弦楽曲がシューマンに絶賛されるなど、存命中は国内外で活躍し評価されたようですが、女流作曲家ということもあり、没後は忘却・無視されたようです。 そんなファランの交響曲を「実際の演奏」として聴くことができるのは意義深いことだと思います。 交響曲第2番は、作曲者41歳の1845年の作品で、4年前の第1番に比べて重厚さが加わり、ますます起伏と変化に富んだドイツ・ロマン派風になっています。 第3番は、その2年後の1847年の作品で傾向は同じです。 演奏は、この曲の真価を味わうには十分な水準であり、録音も良好です。
Tan2 .
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