Complete Piano Works : Juan Carlos Rodriguez

ファリャ：ピアノ作品全集

カディスに生まれた作曲家ファリャは、ドビュッシー、ラヴェル、デュカスと交友関係を結び、印象主義の影響を受けました。『恋は魔術師』などの素晴らしいバレエ音楽で知られますが、ほんの一握りのピアノ作品も、その印象深さで忘れることはできません。中でも、良く知られる『４つのスペイン小品』は彼が民族主義の立場を確立した頃の作品であり、先人たちの影響を感じさせつつも、鮮やかな民族性が描かれた色彩豊かな音楽が満ち溢れています。
　演奏しているのはＮＡＸＯＳでのシューマン（8573094）で高く評価されたカディス生まれのピアニスト、ホアン・カルロス・ロドリゲス。クラウディオ・アラウに師事し、数多くの受賞歴のある名手です。（paladino）

【収録情報】
ファリャ：
● 夜想曲 (1896)
● ハ短調のマズルカ (1899)
● アンダルシアのセレナータ (1900)
● カンシオン (1900)
● ヴァルス・カプリッチョ (1900)
● 小人の行列 (1901)
● セレナータ (1901)
● 演奏会用アレグロ (1903/04)
● 4つのスペイン小品 (1906-09) （アラゴネーサ／クバーナ／モンタニェーサ／アンダルーサ）
● ベティカ幻想曲 (1919)
● クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌 (1920)
● ヴォルガの舟歌 (1922)
● ポール・デュカスの墓碑銘 (1935)

　ホアン・カルロス・ロドリゲス（ピアノ）

　録音時期：2015年2月13-14日
　録音場所：スペイン、エル ベンドレル、アウディトリ・パブロ・カザルス
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）