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ユリイカ 2019年 11月号 特集 ビリー・アイリッシュ -i Wanna End Me...闇を跳梁する歌声-

Eureka

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791703777
ISBN 10 : 4791703774
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ダークなポップスター、ビリー・アイリッシュの魅力に迫る!

〈ベッドルーム〉発の「Ocean Eyes」をSoundCloudで公開した当時14歳の少女ビリー・アイリッシュは、それからたった3年間のうちに世界を席捲する“ダーク”なポップスターとなった。初のフルアルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』が各国チャートでトップを獲得したいま、ビリー・アイリッシュという現象がどのように形作られ、何を象徴しているのか、独特の歌声やジャンルレスなサウンド、Z世代の憂鬱、新しい音楽メディアの発展などにも注目しながら迫っていく。

【目次】
特集*ビリー・アイリッシュ――i wanna end me…闇を跳梁する歌声

■インタビュー
〈ベッドルーム〉から世界へ――『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』インタビュー / ビリー・アイリッシュ(通訳・翻訳=中村明美)

■囁きと耳鳴り
初めてのカリスマ / ラブリーサマーちゃん
聖域としての寝室/個(弧)/増幅された囁きの掬い取るもの / 君島大空
一七歳、頻尿、鼻血、子ども部屋おばさん / 田島ハルコ

■言葉/声
ビリー・アイリッシュという現象 / 中村明美
ダークな「みんなのうた」――「声量」から「声質」へ / s.h.i.
小ささの理由――ビリー・アイリッシュのことばとウィスパー / 吉田雅史
一〇代の、そして一〇代の心を抱いたままのあなたに / 田丸まひる

■インタビュー――ビリー・アイリッシュを語る
一七歳の風景――大きな渦のなかで歌うこと / 崎山蒼志(聞き手・構成=編集部)
「bury a friend」の深淵を覗く――あるいはビリー・アイリッシュの危うさについて / ACO(聞き手・構成=編集部)

■生れてくるもの
ジャパニーズゲットーとビリー・アイリッシュの距離 / tomad
インターネットでパーフェクトな虚像になることだけが人間の価値ではない / 水野しず

■視聴覚の圧倒
ビリー・アイリッシュと「ベッドルーム」のクリエイティヴィティ / imdkm
音楽のフェティシズムについての覚書 / 八木皓平
音のフェチ度――ビリー・アイリッシュとASMR / 長門洋平
神さまに貸しを作ること――ビリー・アイリッシュと身体のホラー / 銭 清弘

■音楽というサンクチュアリ
特別 / haruru犬love dog天使
ベッドルームにおける808と悲恋 / LOWPOPLTD.

■i wish you were...
「kinda」の呟きから揺らぐ「正しさ」――ビリー・アイリッシュはクィアたりうるか? / 木津 毅
「あなたがゲイなら良かったのに」を歌うのはだれ?――ビリー・アイリッシュと「すべてであること」 / 宮永隆一朗

■資料
ビリー・アイリッシュ・クロニクル / 小野島 大


■私が出会った人々*47
故旧哀傷・中村助太郎 / 中村 稔

■モノ・ローグmono.logue*6
あの子 / 菊地信義

■詩
少女像を燃やす / 山田亮太
コンセルヴァトワールの叔父 他一篇 / 榎本櫻湖


■今月の作品
白水ま衣・スズキあおぞら・菊谷浩至・Resu・ゆずりはすみれ / 選=水無田気流

■われ発見せり
手の中に、バトン / 小田原のどか


書容設計 editorial design = 苧ヌ多平吉+えほんごラボ heiQuicci HARATA @ EDiX with ehongoLAB.

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しゅん

    ビリーと自分を重ねる当事者としての主観的な言葉と、距離を保った観察者としての客観的な言葉にぱっかり分かれてる印象。その間を行き来している木津毅の論考がおもしろいと思う。tomadだけ、日本が海外マーケットからおいてかれてる「ジャパニーズゲットー性」を指摘していて、短い文章ながら印象に残る。

  • 寺基千里

    「ビリーアイリッシュはなぜ売れているのか?」僕自身、この問いに対して明確な答えが出せなかった。だが、この特集を通じてそこに対する答えが見え始めたように思う。囁くように歌う「声質」、彼女が内面に抱えている「悪夢」を可視化したMVなど、今まで何となく良い/凄いなと感じていたものがしっかりと言語化されている。「ホラー」を起点にMVを読み解く論考と囁く彼女の声に着目した論考が特に面白い。「今」、ビリーアイリッシュをもう一歩踏み込んで「理解」するには欠かせない一冊になっていると思う。

  • きくちいいこ

    「へえ、ビリー・アイリッシュじゃん」とかいいながら今さら手にとってみる、わたしみたいな20代後半は早々に田島ハルコのとこ読んで、ぐぅ……とうめけばいい

  • S

    結局、音楽を文字で語ることは愚の骨頂なんじゃないか、と、思ってしまう。ただ彼女の音楽と彼女が語る言葉がすべて。

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