エセル中田とハワイアン・ミュージック

目次 : ■第一章　日本のハワイアン音楽を創った方達 / 灰田晴彦・勝彦御兄弟 / カルア・カマアイナス / バッキー白片さんと私達姉妹 / ポス宮崎さんとの想い出 / 大橋節夫さん / 「カイマナ・ヒラ」で伴奏して下さった大塚竜男さん / 寺部頼幸さん、寺部震さん、寺部恵子さんの寺部ファミリー / ■第二章　嶋岡美穂子とクイーン・シスターズと私 / 嶋岡美穂子とクイーン・シスターズ / 進駐軍の方達と / 戦後を迎えて / エセルとクルマ / ■第三章　ハワイ・コールズ / ハワイアン音楽の黄金期〜1950年代のハワイ / ライナーノーツ『ウェブリー・エドワーズとハワイ・コールズ』 / ウェブリー・エドワーズとハワイ・コールズ / ライナーノーツ『エセル、ハワイで歌う』 / ■第四章　ハワイのミュージシャンの方達との想い出 / 日本にみえたハワイのエンターテーナー / 大親友ケント・ジラードのこと / ジェリー・バードの想い出 / ジョージ・ナオペとの想い出 / ハワイの人間国宝　ジェノア・ケアヴェ / ハワイが生んだエンターテイナー　ドン・ホー / ハワイの名門ビーマー一族 / ハワイの素晴らしい先輩方 / ■第五章　芸能界の方達との想い出 / 坂本九さん、森山加代子さん、山下敬二郎さん / ザ・ピーナッツ / 石原裕次郎さん / 加山雄三さん / クレイジーキャッツの植木等さん / 南田洋子さんを偲んで / 高見山さんと / マヒナスターズのリーダー　和田弘さん / ナット・キング・コール / 宮川泰さんとの事 / 平岡精二さんとの事 / ハワイアンの世界から羽ばたいた方達 / ファッション・モデルのハワイアン・バンド / 東芝音楽工業レーベルメイトの方々 / ステージを御一緒した方達 / 映画『パイナップル部隊』への出演 / 黒川紀章さんはお隣さん / ■第六章　ゆかりの方々 / 担当ディレクターでもあった夫・二荒芳忠 / 祖父・嶋岡亮太郎のこと / 義父・二荒芳徳と伊予宇和島藩のこと / ハワイ大学名誉教授の歴史学者　篠田稔 / 『世界の歌を美しい日本語で』 / あとがき / プロフィール / ディスコグラフィー（シングル・アルバムほか）

【著者紹介】
エセル中田 : 東京白金生まれ。ハワイ語で唄った「カイマナ・ヒラ」を大ヒットさせ、ハワイアン・ミュージックの人気を日本に定着させたパイオニア的シンガー。姉妹で結成した「クイーン・シスターズ」に高校１年で参加し、ウクレレとヴォーカルを担当。２１歳でソロになり、１９５８年当時日本を代表するハワイアン・バンドと共に日本初のハワイアン・アルバム『ハワイアン・オールスターズ』を制作。その後ハワイアンのネイティブな唄とフラダンスを学ぶためハワイとＬＡに渡り、６ヶ月滞在した。ハワイ滞在中の１９５８年には世界中で放送されていたラジオ番組『ハワイ・コールズ』に日本人として初出演し、大絶賛を博した。これによりエセル中田の名前はハワイでも知れ渡るようになり、１９９３年にはハワイアン・ミュージック普及への貢献により、ハワイ州知事から表彰を受けた。その後も日本を代表するハワイアン・シンガーとして活躍し、制作されたアルバムは３０枚を超える。現在はハワイアン・ミュージックの普及とフラ、訳詞及び作詞に更なる情熱をかけ、日本訳詩家協会の理事としても活動している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）