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ISBN 10 : 4326154845
Content Description
地を這うイモムシと宙を舞うチョウは、どんなに形態が異なっていても同じ生きものである。こうした昆虫の変態と同様、あらゆる生きものの身体は「ただ一つの同じ生」が入り込む、一時的で過渡的な形態なのだ。いま世界で注目を集める哲学者コッチャがひらく生物種、土地、世代を超えたメタモルフォーゼの思考。
目次 : 1 誕生=出産(あらゆる自分は忘却である/ ただ一つの同じ生 ほか)/ 2 繭(変様/ 昆虫 ほか)/ 3 再受肉(食事とメタモルフォーゼ/ 食べられること ほか)/ 4 移住(惑星規模の移住/ 乗り物の理論 ほか)/ 5 連関(多種の都市/ 種をまたいだ建築 ほか)
【著者紹介】
エマヌエーレ・コッチャ : 1976年イタリア生まれ。フィレンツェ大学博士(中世哲学)。フランスの社会科学高等研究院(EHESS)准教授。フライブルク大学准教授を経て、2011年より現職。邦訳書に、2017年のモナコ哲学祭賞を受賞した『植物の生の哲学―混合の形而上学』(勁草書房、2019年)がある
松葉類 : 1988年生まれ。京都大学文学研究科博士課程研究指導認定退学。博士(文学)。現在、同志社大学ほか非常勤講師。専門はフランス現代思想、ユダヤ思想
宇佐美達朗 : 1988年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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