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私のことだま漂流記 講談社文庫

Eimi Yamada

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065408605
ISBN 10 : 4065408601
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

すがすがしく力強い声がする。
この先、人間として小説家として迷ったとき、
私はこの本の言葉に奮い立たされることになるだろう。
ーー宇佐見りん

山田詠美は常に今を生きている。それも常に今に迎合せずに。
だからこそ、誰よりも文学を愛した少女は、誰よりも文学に愛される作家となったのだ。
ーー吉田修一

初めて「売文」を試みた文学少女時代、挫折を噛み締めた学生漫画家時代、高揚とどん底の新宿・六本木時代、作家デビュー前夜の横田基地時代、誹謗中傷に傷ついたデビュー後、直木賞受賞、敬愛する人々との出会い、結婚と離婚、そして‥‥

積み重なった記憶の結晶は、やがて言葉として紡がれる。「小説家という生き物」の魂の航海をたどる本格自伝小説。

私は、この自伝めいた話を書き進めながら、自分の「根」と「葉」にさまざまな影響を及ぼした言霊の正体を探っていこうと思う。
ーー山田詠美

【著者紹介】
山田詠美 : 1959年東京都生まれ。’85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞を受賞し小説家デビュー。’87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、’89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、’91年『トラッシュ』で女流文学賞、’96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2001年『A2Z』で読売文学賞、’05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、’12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、’16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 小太郎

    山田詠美さんの自伝。やっぱりそうだよねというのが一番の感想。この本を読むとどうして小説家なったのかが良く分かります。彼女は色々なモチーフで色々な小説を書いているけれど山田詠美は山田詠美であることに全然ブレていません。基本的にはオーソドックスで上手い作家だと思っていました。昔、数々のバッシングを受けてる時もそんなの小説とは関係無いし、彼女の小説は読ませるから残る筈と思ってました。この自伝読むと彼女の書くことへの覚悟。矜持が伝わってきます。歳が近いこともあって昔の話に親近感大です!★4

  • imakiraku

    本屋さんで、素敵な装丁と帯に惹かれて購入👀 やはり本屋で買う本は良い。 山田詠美さんのエッセイですが、恥ずかしながら著者「山田詠美」の名前は知っていたもののまだ本は読んだことがなくて、「ベッドタイム・アイズ」や直木賞を受賞した「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」は読んでみたいと思う。「本の紙の匂いが好き」に共感しました。 作家において女性であること、人種差別(細かく書くとネタバレになるので控えます)を受けながらも強く逞しい小説家「山田詠美」の虜になりました。

  • Inzaghico (Etsuko Oshita)

    歳をとって山田詠美が好きになった。それまでは別世界の住民と思っていた。だが、彼女が『文藝春秋』の選考委員になり、毎回の寸評が他の人と違って厳しいことをユーモラスに伝えていて、ファンになった。以来、受賞作を読むよりも彼女の寸評を読むのが楽しみになっている。意外と山田詠美は恨みを忘れないんだな、とちょっとおかしくもあった。彼女を「いじめた」文芸業界の人間の名前も出していて笑う。女のくせに、女だから、というガラスの天井を破ってくれてありがとう。女であることを卑下することなく、堂々と女でいてくれて、ありがとう。

  • ナオ

    著者の小説をデビュー作から読み直したくなった。

  • けい

    高校生?の頃読んだ、放課後の音符とか風葬の教室とかが今でも強い印象で頭に残っています。長い年月を経てこの本を読めて、感慨深く思います。

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