Books

「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出 角川文庫

Eiko Kadono

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041137444
ISBN 10 : 4041137446
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan

Content Description

たらいで洗濯する背中にそっと寄りかかって感じた、亡き母のぬくもり。晩酌する父のあぐらの中で、毎晩聞いたオノマトペ。紀伊國屋書店の新入社員時代、喫茶室で見かけたフランス帰りの若き岡本太郎。ブラジルで運命的な出会いをした赤毛の魔女。「普通のおかあさんになってよ」と娘からいわれた日…。思い出の喜びだけではなく、悲しみも人に力を与えてくれる。人生のお手本にしたい、世界的児童文学作家の名エッセイ集!

目次 : 第1章 父母娘(暗いところ/ トンネルの森 ほか)/ 第2章 魔女(岩田先生の自画像/ さかい目ばあさん ほか)/ 第3章 旅(ギリシャ/ イギリスの夕暮れ ほか)/ 第4章 なつかしい日々(おしいことをした/ 集まっちゃった思い出 ほか)/ 第5章 本とことば(いろはに ほほほ/ シンブン カンブン ほか)/ 「2018年国際アンデルセン賞 作家賞」受賞スピーチ(2018年8月31日 ギリシャ国立オペラハウス)

【著者紹介】
角野栄子 : 東京・深川生まれ。大学卒業後、紀伊國屋書店勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。1970年作家デビュー。代表作『魔女の宅急便』は89年スタジオジブリアニメ作品として映画化、その後舞台化、実写映画化された。野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人3人目として受賞。23年11月、魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)が開館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • komorebi20

    今年90歳となった角野栄子さんのエッセイ。父との思い出、戦後まもなくブラジルに移民として過ごした事、作家となったきっかけなど思いつくままに綴っている。特に興味深かったのは、魔女の存在を探しに各国を巡った旅の話である。「魔女の宅急便」が、グローバルであるのは、角野さんの好奇心と行動力の所以で「赤毛のアン」の世界のように想像力をかき立てる。

  • mahiro

    子供の頃や若いの思い出や作家になるまでなどのエッセイ、暗がりやお化けへの恐怖、大八車で作るお家などワカル〜と思う人も多いのでは、中でも青空のもと仰向けに寝そべった時、空に落ちそうという感覚はとても共感できた。又行きたいと思ったらいきなり移民枠でブラジルに行ってしまう行動力、まだ自由に海外に行けない時代、しかも治安悪そうな南米に…クリ エイティブな事をする人のエネルギーはすごいなぁ…そこで色々な人達との出会いが後の作品を作っていく力にもなったのだなあ。

  • ゆうすけ

    近所に魔法の文学館ができたので読んでみた。今月末にいく予定なので(土曜のチケットが当選したのは本書を読んだ効果!?)予習を兼ねてです。東京の下町に生まれ、5歳で母を亡くし、大学卒業後紀伊國屋書店の出版部に就職したもののすぐに辞めてブラジルに移民として渡る。大学の恩師のすすめで物語を書くようになりと。めちゃくちゃ興味深いご経歴。このあたりの経緯とかを個人的にはもっと知りたかった。同じような話がいろんな所に出てきて若干混乱しました。あといつ書かれたものなのか出典があればよかったかも。編集がイマイチなのが残念。

  • 世玖珠ありす

    個人的に「日本一お洒落な89歳」と思っている角野栄子さんの、想い出がぎっしり詰まったエッセイ集。 特に、父親とのエピソードが多く、その関係性がとても素晴らしい。勝手な思い込みかもしれませんが、この当時の父親像は家長としての「厳格」なイメージがありますが、このお父さんだからこそ、今の角野栄子さんがあるのだと思います。 子育て中のお父さんに、是非読んでもらいたい。

  • m

    電子書籍。本屋さんにあった江戸川区の魔法の文学館のポスターがきっかけで知った著者。そこで初めて「魔女の宅急便」を書いた人だと認識した。本書はエッセイ。今年90歳になった著者の幼少期の思い出や2年住んだブラジルでの生活など。あまり悲観的にならずに飄々としているところが良い。何事も考え方次第だなと思った。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items