Edward W. Said / 今沢紀子

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オリエンタリズム 上 平凡社ライブラリー

Edward W. Said / 今沢紀子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582760118
ISBN 10 : 4582760112
Format
Books
Publisher
Release Date
June/1993
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 獺祭魚の食客@鯨鯢

    「オリエンタリズム」は西洋人の幻想的東洋趣味を言います。ステレオタイプのイメージは消えにくい。現代では観光客相手にしか着ない民族衣裳を普段から着ていると思い込む人もいる。  それは白人が持つ異国情緒だけでなくある意味で有色人種への優越意識(侮蔑感)を伴っています。  世界宗教は民族宗教が普遍化したものですが、民族ごとに宗派に分裂しました。異邦人は忌み嫌う存在ですが、コロナウイルスは「その意味で」とても文明的です。  異教徒を排除しようとする戒律は無用な摩擦を避けるため棲み分けるための後知恵かもしれません。

  • ころこ

    オリエンタリズムとは、称揚と蔑視として二重に表象される欧米中心主義をまさにその視線の同じシニフィアンを今度はアイロニカルに使うことにより、被支配からの批判を可能にしたということでしょうか。まずこれをマイノリティの反撃に使えるのは、アメリカで起こっていることをみれば明らかです。他方で、オリエンタリズムとして使われている言葉でさえも近代=西洋であることに注意しなければなりません。言語は異なったとしても、近代=西洋の考え方はその他言語にも及んでおり、全く近代と異なったパラダイムで表象できるわけではないということ

  • 逆丸カツハ

    フーコーの影響を多大に受けているのに驚いた。歴史学よりの本だと思っていたのだけれど、思いの外文学よりで二重に驚き。爛漫さを失ってはならないけども、「無邪気」に異国情緒に酔ってはいけない。色々気をつけないとと、思った。

  • 燃えつきた棒

    今回のハマスのイスラエルに対する攻撃がなかったとしたら、おそらく本書を手にするのはもう少し後になっていたかもしれない。 ハマスに乗せられてしまったような気がするのが若干気になるが、周回遅れでようやく手に取った。 サイードは、西洋人の抱いているオリエンタリズム※(オリエント観)を、ナポレオンやバルフォアやフローベールなど個々の歴史家や文学者を一人一人取り上げて、分析・批判していく。/

  • A.T

    気になっていた中東関連の積読本をやっと読む。中東情勢の解説とは全く違っていた… 18世紀のナポレオンのエジプト、シリアへの遠征から始まったフランスによる植民地支配と同時に追及されてきた東方についての語学、文献を学問的に打ち立てたのがオリエンタリズム、だと。そこにはエジプト人もシリア人も中東の学者なんて1人も介さず、勝手にフランス人が中東を定義する支配、奴隷の関係が見てとれる。タリバンが旧時代的な価値観で存在するのもそのはずだと思う。西方から完全に無視されてきたのだから…

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