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うろんな客

Edward Gorey

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309264349
ISBN 10 : 4309264344
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2000
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

カギ鼻頭のヘンな生き物がやってきたのはヴィクトリア朝の館。とある一家の生活の中に突然入り込んできてそして、それから…。

【著者紹介】
エドワード・ゴーリー : 1925年、シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章と、独自のモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表している。またE・リアやS・ベケットらの作品の挿画や、劇場の舞台美術なども手がけた。その幻想的な作風と、アナグラムを用いた(Ogdred Wearyなど)ペン・ネームを使い分け、たくさんの私家版も出版したために多くの熱狂的コレクターを生みだした。1960年代、70年代に精力的に刊行された作品群が、90年代に入り再版され、タワーブックスでのユーモアコミック部門のベストセラーとなり、アマゾンコムのアート本部門では上位20位内の常連となっている。2000年4月15日、心臓発作のため死去。享年75歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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エドワード・ゴーリー作品を代表する人気者...

投稿日:2021/04/09 (金)

エドワード・ゴーリー作品を代表する人気者、うろん君が登場する絵本。カフカの「父の気がかり」をよりわかりやすくしたような作品。ゴーリーはこの作品を友人にこどもを作るなんて気が知れない!という思いを込めて書いたという説がありますが、はたしてどうでしょう。白黒の絵で描かれた人物たちが一様に沈鬱な表情をしているなか、もっとも生き生きしているのはうろん君なので、読者としてはうろん君を愛せずにはいられません。

R さん | 埼玉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 文庫フリーク@灯れ松明の火

    【エドワード・ゴーリー誕生日読書会イベント】返却期限の都合でフライング感想UP。なんとも不思議なカギ鼻頭の生き物、妙に愛嬌感じる目。〇の目に・の置く位置が絶妙!以前、認知症高齢者の方のグループホーム勤務経験から、「夜ふければ 屋敷の中を 彷徨えど 頭の中は 白河夜船」「気に入りし 物をひそかに 運び去り〜」など、誠に失礼ながら当時のエピソードを思い出していました。深夜に解説読んで声なき爆笑、なるほど納得(^^♪全て短歌形式にした本文も素敵ですが、解説の散文バージョンが好み。味あるイラスト、人気に納得です♪

  • ちはや@灯れ松明の火

    『うろんな客』呼ばれてないのにジャジャジャジャーン。『ベルは鳴れども人影皆無』ピンポンダッシュか。『珍奇な姿に一家仰天』しましまマフラーに白ズックって。『壁に鼻つけ直立不動』こっち見てんぞ。『喉も嗄れはて一家就寝』ほっといて寝よ寝よ。『パンに皿まで牛飲馬食』しれっと着席してるし。『居間の扉の交通妨害』踏んづけてやれ。『鉢を開けると突如出現』蓋閉めちゃえ。『風呂のタオルを一切隠蔽』後で返せ。『頭の中は白河夜船』ムーンウォークしてやがる。そんなこんなで17年、未だ居座るコイツもう客じゃないよ家族の一員だよ。

  • KAZOO

    この絵本は面白く何度も読み返してしまいました。絵が非常に不気味な感じですが、解説を読むと、ああなるほど、という感じです。各ページには英語と柴田さんのこれまた雰囲気に合った短文が楽しませてくれます。最後にはきちんとした訳もつけられていてサービス満点です。

  • Vakira

    「うろんな」ってこんな単語あるんだね。知らんかった。ひょうひょうとして、どこか憎めないが厄介な客。結局今でも居続けるところは昔読んだつげ義春の漫画を思い出した。この話はブラックだが笑える。(^o^)

  • 横長の絵本なのにページ開いたら訳が縦書きでしかも短歌調。そこがまず新鮮だった。うろんなって何だ?客ってどういう意味だ?と読み進めながら邪悪だけどなぜか憎めない存在にあれこれイメージを膨らませるも良し。でも解説を読んだらほぉほぉなるほどそういうことか!とすごく納得できた。客と思えば何があってもいい距離感でいられるかもしれない。また、客であると思えばこそ気持ち良く送り出せる部分と、せつない部分ともがあるような気がした。なかなか深いこの作品、何度も読み返していくとまた違った見解ができそう。

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