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ビロードの耳あて イーディス・ウォートン綺譚集

Edith Wharton

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336076571
ISBN 10 : 433607657X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    イーディス・ウォートンの描く恐怖譚は端正でありながらも淡々とした語り口から立ち上る不可解さが心に針を落とす。白眉は何度も読んでいる「惑わされて」(死後の恋)や「あとになって」(幸福の代価)、「眼」(予感の最悪の成就)だが、積み重ねからのラストの衝撃は「夜の恐怖」や「一瓶のペリエ」に軍配が上がる。特に「一瓶のペリエ」は植民地統治下の支配・被支配に隠れた、ある被支配の鬱屈がペリエに拘る事や異臭という伏線として抉り出される。この畳みかけがより一層の恐怖を掻き立てているのだ。ああなった今ではもう、見られないよね・

  • キムチ

    死後100年近く経つ米の短編名手。 裕福な名門に生まれ欧風の家庭教師が付き学校教育を受けず教養を身に着けた。12歳上の富豪の夫とは離別したが40歳代には執筆生活へ。伊で新婚生活を過した事で鋭いアンテナを持つ筆者ならではの視点が独特 作品に多くの啓示を盛り込んでいる。19C後半の欧州と言えば怪奇幻想ブーム 大いに文学界を席巻していた。この本もその傾向が色濃い。546頁は読むだけで苦役になり応えた(歳のせいかもね)内容的に怪奇幻想/恋愛風俗を通じての社会への風刺に2分される。作品に登場する男性はパターンナイズ

  • 星落秋風五丈原

    「満ち足りた人生The Fullness of Life」 夫のブーツの音が最後まで気になりながら亡くなった妻。かねてから夫は自分の美意識と全然合わないと思っていた妻は、死後霊と出会い、自分にベストの相手を紹介される。これでハッピーエンドになるはずが。綺譚の類である。「夜の勝利The Triumph of Night」 就職先となるカルム夫人から迎えが来ているはずが、誰もいない。困っているファクスンに声をかけたのが、病気がちな青年フランク・ライナー。彼の叔父は富豪として知られているジョン・ラヴィントン。

  • maja

    イーディス・ウォートンの奇譚集15篇。死はすべての終わりではなかった。満たされない結婚生活を送った彼女は死後の世界で開放感の喜びに浸るが。足るを知るような「満ち足りた人生」女心が印象に残る。夫婦が手に入れた英国の片田舎の邸宅。素晴らしい丘陵地帯の風景を屋根から眺めて満喫していると小道を男がやって来るのが見える。幽霊譚「あとになって」がよかった。「夜の勝利」「一瓶のペリエ」「ヴェネツィアの夜」などがお気に入り。

  • ふるい

    お気に入り→「鏡」「一瓶のペリエ」「ミス・メアリ・パスク」「旅」「閉ざされたドア」、、特に「ミス・メアリ・パスク」が怖かった。邦訳のある他のウォートン作品も読んでみたくなった。

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