E.e.エヴァンズ・プリチャード

Individuals/organizations Page

Books

新装版 ヌアー族 942 ナイル系一民族の生業形態と政治制度の調査記録 平凡社ライブラリー

E.e.エヴァンズ・プリチャード

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582769425
ISBN 10 : 458276942X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan

Content Description

人類学史上に画期をなす、今もなお新鮮な筆致の古典。ナイル川上流に住むヌアー族の社会を調査した著者は、牛が高い社会的価値を持ち、政治的な統一体系を持たない彼らの生活、社会制度、さらに世界認識までをも緻密に記述した。最高のフィールドワーカーのひとりが残した第一級の民族誌。「秩序ある無政府状態」を記述した本書は、人類学の観点からアナキズムがとらえ直される文脈でも必読書。

目次 : 第1章 牛に生きる人々/ 第2章 生態/ 第3章 時間と空間/ 第4章 政治体系/ 第5章 リニィジ体系/ 第6章 年齢組体系

【著者紹介】
E.E.エヴァンズ=プリチャード : 1902‐1973。イギリス、サセックス生まれ。社会人類学者。オックスフォード大学に入学し、近代史を専攻。1926年、スーダンのアザンデ族で最初のフィールドワークを行う。翌年、ロンドン大学において、C.G.セリグマンとB.マリノフスキーの指導の下にアザンデ族の調査をまとめ、Ph.D.を取得。その後、1930‐36年に通算約1年間にわたってヌアー族の調査に携わる。1946年、オックスフォード大学社会人類学教授。以後25年間同職を務める

向井元子著 : 1941‐2005。香川県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。文化人類学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • roughfractus02

    戦前、東アフリカのヌアー族[現在は「ヌエル」表記]を調査した著者は機能構造分析を彼らの政治領域に援用し、自然のサイクル(生態学的環境)と儀式等を行う共同体のサイクル(構造的環境)を区別して、親族関係、年齢組関係を「距離」という概念で体系化した。牛を最重要資産と捉え、死霊や精霊も牛を通じて接触すると信じるヌアー族社会の価値観に注目した本書は、所有する牛の価値を共有する意識が各々の共同体の距離を配分し、共同体間に闘争が起こるには両者に適当な距離が必要であると記す。この社会を著者は「秩序ある無政府状態」と呼ぶ。

  • ふるかわ

    平凡社ライブラリの新版で。何度読んでも発見のあるすごい本。経験を積めば積むほどE-Pの洞察の深さがわかってきますねえ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items