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メドゥーサ ナイトランド叢書

E・h・ヴィシャック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784883753390
ISBN 10 : 4883753395
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

父を亡くした少年ウィリアムは数々の苦難を越え、船主ハクスタブルと共に、その息子を捜す航海へ。秘密を抱えた船主。そして目指す海域には、何が潜むのか?謎多き海洋奇譚、幻想文学史の深き淵より、ついに姿を現す!

【著者紹介】
E・H.ヴィシャック : 本名エドワード・ハロルド・フィジック。1878年、ロンドンに生まれる。電信会社に勤務しつつ詩作を続け、第一次大戦では良心的兵役拒否者として従軍せず、在野で教鞭を執る。詩集やミルトンやコンラッドについての評論のほか、友人デヴィッド・リンゼイの幻想小説『アークトゥルスへの旅』に触発され、『メデューサ』など、怪奇幻想の要素の濃い三篇の長篇小説を遺している。1972年歿

安原和見 : 1960年、鹿児島県に生まれる。東京大学文学部西洋史学科卒業。英米文学翻訳家。他にノンフィクション、映画関係の訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kouro-hou

    「幻の作品」と言われた海洋ホラー(1929)。解説によると幻の作品とは 1、原文が難解で翻訳家に敬遠される。2、本自体が激レアのタイプがあり、コレはその両方を兼ね備えるとか。内容はLSDでぶっ飛んだメルヴィルが書いた『宝島』と言われるだけあって、海洋冒険譚の体裁ではあるも序盤から色々とおかしいw 登場人物に主人公の少年含めて普通の奴は一人もいない。世界も含めて全てのパースが狂ってる。回収されない大量の伏線、唐突な最後と読後は唖然となれるがw、著者が書ききれなかった幻視の光景の一端は忘れがたい魅力がある。

  • 星落秋風五丈原

    「LSDでぶっとんだメルヴィルが書いた宝島」と評されたそうだけどまさにそんな感じ。あ、宝島みたいになるのかなーと思いきや時間軸の後退やら怪物が出てきて結局主人公とミスター・ハクスタブルとの関係は?そして主人公はフツーの世界に戻れるのだろうか?

  • qoop

    海洋冒険小説のノリそのままに、主人公をダークな境遇に突き落としたりクトゥルー神話的な禍々しさを取り込んだりしたような、そんな風変わりな印象を受けた。思わせぶりが過ぎて説明不足のまま終わってしまった点、怪物の登場を引っ張りすぎて構成がアンバランスになってしまった点などもどかしさもあるものの、それがまた奇妙な味わいを生んでいる。佳品とはいえないが読んで良かった。趣はだいぶ異なるが、座りのわるさが魅力という意味ではラブクラフトのような…

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