Arcanes Symphoniques : Laurent Petitgirard / French National Orchestra, Gubisch, Dolie

デュビュニョン:神秘交響曲より
ローラン・プティジラール&フランス国立管弦楽団

リシャール・デュビュニョンはローザンヌ生まれの作曲家。80曲以上の作品が世界中で演奏され、2014年にスイスの「Swiss Prix Culturel Vaudois」を獲得するなど高く評価されています。ニューヨーク・タイムズ紙が「現代的感覚に牽引された遊び心」と評するなど、彼の作品はとてもユニークで、ドイツ音楽の複雑な構造と、メシアンにも似たカラフルなオーケストレーションは、同時代の作曲家の作品の中でも異彩を放つものです。
　アルバムの冒頭に置かれた『神秘交響曲』は各楽章にタロットカードのシンボルの名が付けられた寓意的な作品で、カードに用いられた色が楽器群に反映され、またカードの番号がリズム・パターン、音符の長さに関係するなど、様々な仕掛けが施されています。全曲を演奏しても良いし、このアルバムのように無作為に選曲してもよいという作曲家自身の指定があります。フランスの小説家エーメとコラボレーションした『三部作』、『サリナスの夢』はどちらも革新的なオーケストレーションが用いられ、また劇的な内容を持っています。(輸入元情報)

【収録情報】
1. デュビュニョン:神秘交響曲 Op.30より (2001-02)
　X:運命の輪
　XI:力
　XVI:神の家(塔)
　XVII:星
　0:愚者

2. デュビュニョン:三部作 Op.23 (1999)
　この人をみよ
　砂漠
　ドワーフ

3. デュビュニョン:サリナスの夢 Op.36 (2003)
　無気力
　第1の夢:庭
　第2の夢:オアシス
　第3の夢:ラギューヌ
　目覚め

　ノラ・グビシュ(メゾ・ソプラノ:3)
　トーマ・ドリエ(バリトン:2)
　フランス国立管弦楽団(1,3)
　フランス国立管弦楽団のソリストたち(2)
　デボラ・ウォルドマン(指揮:2)
　ファビアン・ゲーベル(指揮:3)
　ローラン・プティジラール(指揮:1)

　録音時期:2001年12月5日(1)、2008年4月5日(2)、2009年5月14日(3)
　録音場所:パリ、サル・オリヴィエ・メシアン(1,2)　シャンゼリゼ劇場(3)
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション:1、ライヴ:2,3)