Vivienne Westwood

'70年代のイギリスにおけるファッション・クィーン、ヴィヴィアン。70歳の今も、常に革命的旋風を巻き起こし、ファンは、彼女に魅了され続けている。その力強さに反して、彼女の素顔はとてもチャーミングで自由奔放。普段見ることのできないパリコレクションの創作、準備シーンからプライベートな場面に至るまで、余すところなく描かれている。
2009年9月ロンドン、ヴィヴィアンのアトリエ兼オフィス。溢れんばかりの彼女のアイディアは、カメラを前にしても止まることを知らない。創作に没頭するあまり、「今何時かしら？」急いでボイストレーニングへ自転車で駆ける姿もまた、ヴィヴィアンなのだ。
2009年10月の彼女のマニフェストである「A.R.」のパプリック・パフォーマンスや、ショーの舞台裏、「Get A Life」という彼女のTV番組収録現場なども紹介。パリでのショーの数時間前、張り詰めた舞台裏と華やかなステージでの彼女に密着する。
2010年2月「プリンス・チャーミング」コレクションの準備。ヴィヴィアンとアンドアレスの創作、衝突、そして全てが完結…。「ヴィヴィアンのファッションとは？」を知ることができる。そして、コレクション。パリ2010年3月5日の数時間前、一度だけ、集中させてほしいとカメラを排除した瞬間があった。そして、ショーのファイナル。舞台で歩く彼女の一歩一歩に彼女の全てが詰まっている。

監督：Letmiya　Sztalryd　
出演：ヴィヴィアン・ウエストウッド、アンドレアス・クロンテイラー