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Days That Shook The World Series 2/Grand Heist Theft Of The Crown Jewels The Great Train Robbery
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【イギリス王室の王冠の宝石を盗んだブラッド大佐】
1671年5月9日、英国ロンドン。午前7時、パーソン・ブラッドは、王室の宝石の管理人である友人、タルボット・エドワーズを訪ねてロンドン塔に到着した。パーソン・ブラッドと一緒にいるのは、“甥っ子”と2人の男。エドワーズは、自分の娘と裕福なブラッドの甥との縁談を望んでいる。しかしエドワーズは、ブラッドの名前である“パーソン”が偽名で、イギリスで最も価値の高い秘宝を盗むために、近づいてきたのだと気づき…。 イギリスの共和党員たちの試みはリチャード・クロムウェルの辞任によって失敗し、1660年、王政復古が遂行され、イギリス連邦の夢も消えた。多くの共和党員が王政復古に反対し、見かけばかり気にするチャールズ2世と彼のカトリックの側近たちを受け入れがたく感じていた。チャールズ2世が非国教徒とピユーリタンの勢力を抑え込むための法律を施行したときには、非国教徒やテロリストが大量に生まれた。アイルランド人の自称“トマス・ブラッド大佐”は、非国教徒の1人であった。 1618年にアイルランドで生まれたトマス・ブラッドは、清教徒革命の間、両陣営のために戦い、スパイとして働いた。ブラッドは、内戦の間に議会軍に従事した恩給として土地を受け取るが、君主制が復活した後に奪われてしまう。その報復として、彼はまずアイルランド総督を誘拐し、共謀者に救出させて報奨金を受け取った。そして1671年、イギリス王室の宝石を盗むことを決めたのだった。 リチャード・クロムウェルが原石を砕いてしまった後、チャールズ2世は多額の経費をかけてロンドン塔の地下に鉄格子を張り、王室の宝石を保管した。管理人は、家族とともにその上のフロアに住んでいた。 ブラッドの計画は、シンプルで効果的だった。まずはパーソンになり代わり、何も疑っていないエドワーズと親しくなってセキュリティー装置の配置に詳しくなった。そしてブラッドはエドワーズに、5月9日に自分の友人たちに宝石を見せてやってほしいと頼んだ。窃盗団は年老いたエドワーズを刺し、口をふさいで縛り、宝石を略奪して逃走した。しかしエドワーズは何とか警報を鳴らし、窃盗犯たちは逮捕された。ロンドン塔に拘留されたブラッドは、国王以外には誰とも話そうとしなかった。驚いたことに、チャールズはホワイトホールでの彼との面会に同意し、さらに数ヶ月間ブラッドを保釈させて王室を驚かせた。またアイルランドの土地を彼に返し、年間500ポンドの年金交付を認めた。
【大列車強盗】
イギリス、バッキンガムシャー州。1963年8月8日、木曜日。早朝、大胆不敵なロンドンの窃盗団がシアーズ踏切で信号を切り変え、電話線を切断した。そこはレイトン・バザードとシェディントンを結ぶ線路で、よく農場のトラックが行き来する場所だった。午前3時15分、窃盗団の思惑どおり、グラスゴーからユーストンに向かう郵便列車はゆっくりと停車した。スキーマスクやヘルメットを被った15人の男たちが列車に乗り込んだ。彼らはエンジンと前方の2車両を切り離すと、車掌に800メートル先の線路を進みブリデコ橋に向かうように強制した。 待ち伏せされた車両に積まれていたのは、1ポンド、5ポンド、10ポンドの追跡できない古い紙幣が入った郵便袋で、それらのほとんどは処分される予定になっていた。ブリデコ橋に着くと、犯人たちは2番目の車両に侵入して車内にいた4人の郵便局員を拘束し、120通の手紙とお金が入った袋を下の道路で待機していたトラックに積んだ。たった30分の間に、犯人たちは250万ポンド(現在の価値で4千万ポンド)を略奪した。列車内で働いていた75人のメール選別者のほとんどが、何も気がつかなかった。 この大列車強盗事件は当時もっとも広く知られた強盗事件で、何人かの犯人が有名になったが、事件当日に重要な役割を果たした3人の物語を初めて語る。
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