Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

• 星野流人

  読了日：2023/01/21

  シャニマスの各ユニットの初イベントシナリオを収録した１冊。セリフとト書きに加えて背景やSEの指示もあるので、シャニマスをプレイしたことがあれば画面を脳内再生しつつ読むこともできます。初期実装の4組は比較的スタンダードで短いシナリオですが、追加実装の3組はそれぞれ挑戦的なコンセプトのユニットであることを示すかのように雰囲気もボリュームも見所満載。アンティーカがみんなで力を合わせて“アンティーカ”を作っていくエピソード、良かったです。明確にバチバチだったストレイライトのシナリオ、やっぱり最高〜になりました。

• テツ

  読了日：2023/04/03

  アイドルマスターシャイニーカラーズの各ユニットが実装されたときの最初のシナリオのテキスト集。歴史の浅いファンなので推しのノクチルの『天塵』以外はゲーム内でもまだ触れていませんが、全てが本当に素晴らしい……。まだ朧げな自らのアイデンティティ。仲間との絆。夢と現実との乖離。理想の自分へ至るための道がようやく見えてきた少女たちの軌跡。『天塵』での「見たいんだって、友達の絆」「簡単じゃん、それは」からの流れで何回でも泣けます。食わず嫌いでしたら騙されたと思って物語部分だけでも是非……。どハマりしています。

• 八千

  読了日：2022/04/13

  想像以上にがっつりシナリオ形式のほぼ台詞のみ構成だったが、それでもすっかり引き込まれてしまうのは台詞の一つ一つが研ぎ澄まされているからだろう。初期４ユニットの話も王道の展開に見えて絶妙な感情を映す台詞を要所要所に挟んでいるし、『Straylight.run()』以降の新規組３ユニットの話からはそこから更に熟成された質感の高さを痛いほどに感じる。内容としてはアイドル青春エンタメの深淵をえぐり取った『００−ｃｔノーカラット』が衝撃的だったが、改めて全体を通すと『天塵』の独特すぎる距離感が一番好きかもしれない。

• へい

  読了日：2024/03/09

  楽しみにしすぎて、あえてためておいたけれど、6thライブ大阪公演の見るつもりのなかった配信を見たことにより、読書計画を崩して、なんだったら体調以外のあらゆるものを崩してしまったくらいの出来で良さに感動して読む。ストレイライト以降のシナリオが、どんどん業界の闇の入り口を描いていて大丈夫か？とは思ったけれど面白かった。スマホがお馬鹿なので、ゲームをプレイするのが難しいので、できれば、あらゆるシナリオを書籍化してほしいレベルである。価格転嫁していいので、分冊化して、この京極夏彦作品並みの厚さだけはなんとかして。

• ファーラス

  読了日：2022/05/23

  バンダイナムコとドリコムが共同開発したブラウザゲーム「シャニマス」の、各エピソード脚本集。全キャラクターを網羅するように、全７つのアイドルユニットの結成または結成直後のシナリオが収録されている。 脚本形式なので１ページの密度は薄いが本文719ページと凄まじい厚みで、しかも７つあるユニットのうち３つでその65%を占める。参入が遅かったユニットこそ文量が増えるのは運営方針の軌道修正だろうが、思い切って純文的に向かった「ストレイライト」「ノクチル」「シーズ」を読ませるための刊行、他は公平感という割り切りが凄い。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します