StarTrack7がこのアルバムを象徴しています。どの曲もシンプルながらダンスミュージックのツボをおさえています。

4HEROファンとしては、Degoの新作（初のソロ）とあって興味津々で買いましたが、期待通りの１枚でした。彼ならではの音へのこだわり、音楽への追求心が伝わってきます。後期４HEROはやや閉塞感があるように感じたところもあったのですが、今回のアルバムでは、今の彼が音楽を楽しんで作っているのが伝わってくる充実したアルバムになっていると感じました。構成としては歌もの（FEAT VO数名)とインストものがおさめられています。４heroの頃のようなアルバムとしての重厚な構成や、ドラムンベース的な方向性彼に求める方には物足りないと感じる向きも出てくるかもしれませんが、個人的には上質な現代的UKソウルアルバムとなっており、楽曲は質感、リズムへのこだわりが随所に感じるアルバムに仕上がっていると感じました。ともあれ、４HEROファンの方にはお勧めです。

Dego’s debut solo album is a fresh blend of various genres of music, showcasing quality, complexity and finesse. The carefully chosen collaborators bring a rich element to the entire album, reminiscent of 4hero albums, as well as Dego’s other works. This is a must have for fans of Dego’s work (i.e., 4hero, DKD, 2000Black, Pavel Kostiuk, Silhouette Brown, etc.), both new and old.

Excellent!

「クレイジーなシアター・ミュージック、フリーキーなミュージカルのサウンドトラックなんだ、架空のね。」（ディーゴ）　本作は、ディーゴのソリッドなリズム＆ベースに、パヴェルのストレンジなキーボードが絡む全曲インストゥルメンタルのアルバム。巷でブロークンビーツと呼ばれている音楽は、（本作も含め）フックだけで長く楽しめないと思うのは私だけか。せめてジャザノヴァ位、ハーモニーを重要視してくれていたら・・・。プログレの退廃美が好きなあなたに。