Beyond The Ragasphere

ジョン・マクラフリン、ジェリー・ダグラスらが参加
ギター・ファン必聴のインディアン・スライド・ギタリスト新作!

　2009年に発表されたデバシシュ・バタチャルヤ『オー・シャクンタラー！』(ライス WNR-5102)はその年のグラミー賞ワールド・ミュージック部門にノミネイトされ、また彼のその特異な音楽は某マヨネーズのＣＭで使用されて日本のお茶の間にまで届けられ、大きな話題になりました。そんなバタチャルヤが『オー・シャクンタラー！』以来、４年ぶりの新作を発表してくました！
　デバシシュ・バタチャルヤは４歳の時に初舞台を経験し、その公演がラジオ放送されたという神童でした。16歳でギターを改造／自作しその技を磨き、21歳でスライドギター奏者として初めてインドの大統領から賞を授与されます。その後も伝説的なインド・ジャズ＝フュージョン・グループ「シャクティ」の再結成にも参加し、40歳にして名人の称号である「パンディット」の名を与えられ名実ともにトップ・アーティストとして認められています。
　そのシャクティといえば、マイルス・デイヴィスとのセッションやマハヴィシュヌ・オーケストラなどの活躍で有名なギタリスト、ジョン・マクラフリンやタブラのスーパー・プレイヤー、ザキール・フセインなどとのユニット。そこにバタチャルヤが加わりさらにスーパー・ユニットとして磨かれたわけですが、マクラフリンとの交流はその後も深まり、ついに本作にてゲスト参加することとなりました。マクラフリンのミュートの効いた独特のトーンと、デバシシュのクリアでメタリックなトーンとの応戦は圧倒的です。
　またさらにゲストには米国の“ドブロ・ギターの神様”ジェリー・ダグラスも参加。そのスムースな音色で、こちらは応戦よりも融和を目指したような仕上りとなっています。その他にもフラメンコ・ギタリストや、高速スキャットを披露する実娘のアナンディ、ファンク・ドラマー／ベーシスト、もちろん以前より活動をともにしてるタブラ奏者なども参加し、これまで聴いたことがないような独特で宇宙的な広がりのあるサウンドを聴かせてくれます。以前からのバタチャルヤ・ファンはもちろん、マクラフリン、ダグラスの両ファン、またインド古典音楽ファンにも受け入れていただけそうな懐の深い１枚。そして、ギターを愛する方々全員にお届けしたい超オススメ商品。最高です！ （メーカー資料より）