Product Details
ISBN 10 : DUBK033
Content Description
「レゲエ博士」の異名で知られる英国の研究家、デヴィッド・カッツが長年に及ぶ現地取材でジャマイカ音楽関係者300人以上から得た証言で綴るジャマイカン・ミュージック・ヒストリー!!
リズム&ブルースの流入からスカの誕生、ロックステディ、初期レゲエ、ディージェイ/ダンスホールの隆盛、ダブ・ミックスの発達、デジタル化に至るまで網羅した正に決定的な1冊!!
日本版オリジナル原稿2章分(13&14章)を追加!!
第1章 ブギー・ロック/サウンド・システム文化とジャマイカのリズム&ブルース
第2章 セレブレーション・タイム/スカの誕生
第3章 テイク・イット・イージー/クールなロック・ステディ
第4章 フィール・ザ・リズム/初期のレゲエ
第5章 ブロッド・アンド・ファイヤー/ルーツ・レゲエを予感させる音
第6章 メリー・アップ/ディージェイとダブ
第7章 ディージェーズ・チョイス/地位の上がるディージェイ
第8章 ナン・シャル・エスケイプ・ザ・ジャッジメント/“フライヤーズ”とロッカーズ・スタイル
第9章 ナッティ・ドレッド・テイキング・オーヴァー/ルーツ・レゲエの隆盛
第10章 オー・ロード/ディージェイとルーツ・レゲエの最盛期
第11章 ナイス・アップ・ザ・ダンス/ダブ・ポエトリーとダンスホール・ラバダブ
第12章 アンダ・ミ・スレン・テン/ジャマイカ音楽のデジタル化
第13章 ウエア・ユア・サイズ/ハードコア・ラガの時代における物語性とスラックネス、銃に関する語りとスピリチュアリティ
第14章 21世紀を目前にしたラスタ・ブームの復活とハードコアなアーティスト
・ジャマイカ初のサウンドシステムは?
・レスリー・コングを音楽の世界に導いたのはジミー・クリフ?
・オーガスタス・パブロがメロディカを手にしたきっかけとは?
・キング・タビーの初代のコンソールは手作り!?
・ビッグ・ユースの初レコーディングをしたのはグレゴリー・アイザックス!?
・ディリンジャーの名付け親はリー・ペリー!?
この本は、ジャマイカ・ポピュラー音楽の礎を築いた人たちの声をまとめている。外部の者の曲がった視点でジャマイカ音楽の歴史をまとめて「完璧なジャマイカ音楽の歴史」と言うのではなく、ジャマイカ・ポピュラー音楽のパイオニアたちに、彼ら自身の言葉で歴史を語ってもらった。その上で、「この素晴らしい音楽を生んだのは誰なのか」「その音楽を生んだ人は、どういう人物なのか」「どうやって彼らはアーティストやミュージシャン、エンジニア、プロデューサー、サウンド・マンになったのか」「個別の音楽形態がそのようなかたちをとっているのはなぜなのか」「どうしてこれほどジャマイカ音楽の影響力は強いのか」「どうしてジャマイカ音楽の影響が軽く扱われたり、もみ消されそうになるのか」「アーティストやミュージシャンが表現しようとしていたものは何なのか」「彼らはジャマイカ音楽が国外で影響を与えていることについてどう感じているのか」という疑問に答えられたらと思っている。 (本書はじめにから抜粋)
レゲエはもちろん、ジャマイカン・ミュージックの壮大な歴史を振り返る為に必携の一冊!
【著者紹介】
デイヴィッド・カッツ : これまでに約100枚のジャマイカ音楽の回顧コレクションをまとめて解説をつけている他、イギリス、フランスでオリジナルレコードも出している。三大陸でレゲエ・ラジオ番組の共同司会も。アメリカのサンフランシスコ出身。現在はロンドンに在住し、定期的にレコードをまわしている
森本幸代 : 著述家・翻訳家。レゲエ雑誌『ROVE』での原稿執筆や、CDの対訳、ジャマイカ関連映像作品の字幕翻訳も手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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