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ナチ逃亡者たち 冷戦世界に潜伏しスパイ、武器商人として暗躍した「死の仕事請負人」

Danny Orbach

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022519870
ISBN 10 : 4022519878
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「第四帝国の誕生」「第二のホロコースト発生」西側諸国が抱いた、ありえない恐怖と過度の警戒感が、糾弾すべきナチスの像をゆがめていった。ナチスを反共主義者と信じて重用したCIC(米陸軍防諜隊)、BND(西独連邦情報局)。アラブ諸国の情報を得るためナチスを雇ったモサド。西側に浸透すべくナチスを利用した東ドイツのシュタージやソ連のMGB(国家保安省)。ナチスを反ユダヤ主義者と見込んで招き入れたシリア、エジプト。雇われたナチスが身勝手な行動に走るなか、漁夫の利を得たのは―。日本の読者のための著者による書き下ろし解説も収録。

目次 : 第1部 凋落と復活(荒れ地/ ゴミ溜めのなかから―生き延びたナチ浪人/ 乞う者と選ぶ者―ゲーレンとCIA ほか)/ 第2部 副産物と影響(漁夫の利/ ハダード通りの家/ オリエント貿易会社―第三世界のネオナチによる目論見 ほか)/ 第3部 余震と幻影(ダモクレス作戦―幻影を追跡するモサド/ 目の前の獲物と核の悪夢/ 悪魔との取引―ナチを使うユダヤ人国家/ ハエは密で取るもの/ 沙汰止み)

【著者紹介】
ダニ・オルバフ : 1981年イスラエル生まれ。エルサレム・ヘブライ大学歴史・アジア研究学科准教授。ハーヴァード大学で博士号(歴史学)取得。専門は軍事史、日本および中国近現代史。イスラエル軍情報部に勤務後、テルアヴィヴ大学、東京大学、ハーヴァード大学で歴史学と東アジア地域学を学ぶ。歴史学者、評論家、政治ブロガーとして、ドイツ、日本、中国、イスラエルと中東の歴史に関する考察を精力的に発表している。本書は2022年3月に英語で刊行されたのち、ヘブライ語、ポルトガル語、フランス語、、ハンガリー語、スペイン語、イタリア語、ポーランド語訳が出されている

山岡由美 : 出版社勤務を経て翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • takao

    ふむ

  • ゆずこまめ

    ナチスという言葉からは真っ黒なものしか想像できないけれども、出てくる逃亡者たちの小物さにある意味愕然とする。巨悪というほどのスケール感ではなくて、どこにでもいそうな思想とか関係なくとにかく利益を追い求めるタイプの人たち。げんなりするしある意味怖い。

  • れいまん

    題名に関心があり、図書館予約したもの ナチ逃亡者は、「西ドイツの積極的無関心」による恩恵により、多くが、逃亡者となり、ソ連、中東などのスパイ活動や武器商人として活躍することになる 第二次大戦後、ドイツの国家としての将来に渡る反省の行動は、満点に近いものと教わった!しかし、当時の西ドイツ首相アデナウアーでさえも、元ナチの情報を頼りとして、戦争責任追及は積極的ではなかった ヒットラーの第三帝国に納得してナチに入っても、負けるとわかると簡単に、反対側のソ連に情報提供して、生き延びようとするスパイたち。

  • nranjen

    元ナチの第三帝国崩壊後の活動を追った本。第一次資料に基づき、これだけの衝撃的な歴史が語られているのはすごい。諜報機関を設立し、西独やCIAと手を組むゲーレン、それに乗じてソ連と組んで二重スパイを働く者。戦争犯罪人としてシリアに逃亡し武器商人、その中でもさらにはシリアの軍治安組織でナチで培った拷問技術を教えるアイヒマンの弟子のブランナー。FNLに武器を調達する彼らに仏情報局の暗殺者が迫る。エジプトに渡ったナチの技術者はイスラエルの情報局に命を狙われる。シリアを中心に不穏な世界が繰り広げられていて衝撃。

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