ダマーズ演奏の第一人者・山田磨依、待望の新作は世界初『エチュード全集』
フルートやハープなどの室内楽作品で人気の高いフランスの作曲家ジャン=ミシェル・ダマーズはピアノの名手でもあり、演奏会向けから教育用まで全30曲のエチュードを遺しています。世界初となる全曲録音に、前作『ダマーズ:ピアノ作品集』で高い評価を得た山田磨依が挑みました。
『8つのエチュード』は「リストの再来」と呼ばれた大ピアニスト、ジョルジュ・シフラを念頭に書いたと作曲家自身が語った難曲。「エチュード」の副題を持つ『自転車』はダマーズらしからぬドライヴ感あふれる珍品で、ダマーズ・ファンも度肝を抜かれること請け合いです。
ダマーズの全ピアノ曲演奏をライフワークとする山田磨依。2023年リリースのセカンド・アルバム『ダマーズ:ピアノ作品集』はレコード芸術の特選盤に選ばれ、月刊ショパン、朝日新聞(for your Collectionで推薦盤)、東京新聞・中日新聞、週刊東洋経済でも取り上げられました。(販売元情報)
【収録情報】
ダマーズ:
1. 8つのエチュード(ピアノのための)
第1番:アレグロ
第2番:アレグレット
第3番:ヴィヴァーチェ
第4番:スケルツァンド
第5番:アレグロ・デチーゾ
第6番:アンダンティーノ
第7番:アレグロ・ヴィーヴォ
第8番:プレスト
2. 自転車(ピアノのためのエチュード)〜バレエ音楽『ダイヤモンドを噛む女』より
3. 指をほぐす技法
4. 公式と問題(ピアノのためのエチュード集)
第1番
第2番
第3番
第4番
第5番
第6番
第7番
第8番
第9番
第10番
5. ささいな苦行(ピアノのための10のエチュード)
第1番:モデラート
第2番:アレグレット
第3番:モデラート
第4番:アレグロ
第5番:アンダンティーノ
第6番:アレグロ
第7番:アレグレット
第8番:アレグロ・モデラート
第9番:モデラート
第10番:アレグロ
山田磨依(ピアノ)
録音時期:2024年11月26,27日
録音場所:東京、あきる野市、秋川キララホール
録音方式:ステレオ(デジタル)
世界初録音(2-5)
【山田磨依(ピアノ) Mai Yamada, piano】
東京都出身。桐朋学園大学卒業、パリ地方音楽院最高課程修了。全日本ピアノオーディション(第1位)、フランスのクロード・カーンコンクールなど国内外のコンクールで入賞。J.M.ダマーズを中心に仏・英の作曲家の作品を積極的に取り上げ、数々の日本初演も担う。2017年、デビューアルバム『ダマーズ生誕90年によせて』(ソナーレ)をリリース。「的確かつ繊細な技術と感性の持主」(レコード芸術)と評される。2023年、自主レーベル「モリスレコード」を設立。セカンドアルバム『ダマーズ:ピアノ作品集』は新聞雑誌で高い評価を得て話題となった。同年にはダマーズ没後10年にちなみ、ピアノ愛好家とともに全ピアノ独奏曲演奏会を主催。国内外でのソロリサイタルのほか、ピアノデュオや室内楽、オーケストラとの共演、作曲など活動は多岐にわたる。(販売元情報)