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宇宙軍陸戦隊 地球連邦の興亡 中公文庫

Daisuke Sato

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122064065
ISBN 10 : 4122064066
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2017
Japan

Content Description

植民惑星に降りた学術調査団からの保護要請を受け、地球連邦は国場大尉率いる宇宙軍陸戦隊を救出に派遣する。だがその惑星では、想像を絶する内戦が繰り広げられていた…。後に連邦首相となる国場の若き日の“血塗られた歴史”とは!?『地球連邦の興亡1』所収の「救難任務/泥森の罠」を大幅加筆し長篇化。書き下ろし短篇「攻撃目標G」を併録。

【著者紹介】
佐藤大輔 : 1964年4月、石川県生まれ。ゲームデザイナーを経て作家となる。戦略シミュレーション小説に独自の世界を切り開き、ミリタリーSFなどでも活躍。2017年3月、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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前にあった短編を加筆して完結させた傑作で...

投稿日:2021/06/30 (水)

前にあった短編を加筆して完結させた傑作です。本編ではちょい役立った国場氏が快刀乱麻を断つがごとく内戦をぶった切ってしまいます。主に連邦大議会で大問題になるようなやり方で。やっぱり本作の地球連邦って容赦ない。

hhi さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鐵太郎

    作家や詩人、作曲家などの最後の作品を、白鳥の歌と言うことがあります。そういう意味ではまさにこれは白鳥の歌。しかし大ちゃんの骨太の作品を白鳥になぞらえるのはどうなのか。──佐藤大輔は軍隊というものを護民という義務を負うものとして描き、最後までその姿勢を貫きました。この最後の、殺戮の魔王として悪名を轟かした軍人・道場義昭を描くときも。白鳥などと言ったら、大ちゃんは大笑いしそうだ。 ──おまけの短編「G」は、彼の訃報がなかったらこれで大笑いできたのに。あの年で僕らを置き去りにするとは、この大莫迦野郎め。(涙)

  • ぶーにゃん@積ん読本解消中

    佐藤大輔蔵出しシリーズの最後の本を読み終わりました。SFの姿を借りてはいるもののシミュレーション小説の珠玉の作り手さんらしい内容でした。軍隊として守るべき市民に対するあるべき姿を凜とした筆致でかつ諧謔を入れて表現する佐藤節は健在でした。軍人が前線で微妙な政治的判断を強いられる姿は南西の島でお隣りの国の嫌がらせを受けている公務員の船乗りたちとダブって見えました。砂漠の国の内戦状態を終結させる手段に対する考察は暴力的かもしれないけれど本書のような手段でしか解決しないかも?と考えてしまいました。

  • cavalier0201

    あぁやっぱり面白いなぁ。佐藤作品でも好きなシリーズだっただけにもっともっと読みたかった…。内容は本編でも引き合いに出されていた「ハイリゲンシュタットの虐殺」エピソード。相手が化け物然としたアレではあるものの、フッケバイン以降お得意の構図。それにしても連邦陸戦隊強すぎる!テクノロジー差なんだろうけど、ネイラム戦ではどんな闘いになったんだろうか。

  • アオイ模型店

    ついに読み終わってしまった。 これでもう未来はない。

  • zero

    現代に置き換えてみると、槍と石で戦っているアフリカの部族間内戦に送り込まれた国連治安維持部隊のようなものか。圧倒的な戦力差ではあるだろうが、武力行使した時点で虐殺者呼ばわりされてしまうのは、いつの時代でも同じかも。

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