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レッドサンブラッククロスII

Daisuke Sato

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120053528
ISBN 10 : 4120053520
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan

Content Description

インド洋の覇権をかけ“日英同盟”“独伊連合”ついに激突!未完の大作待望の復刊。

【著者紹介】
佐藤大輔 : 1964年4月、石川県生まれ。ゲームデザイナーを経て作家となる。戦略シミュレーション小説に独自の世界を切り開き、ミリタリーSFなどでも活躍。2017年3月、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 鐵太郎

    原作の四冊の合本。独軍の、周到な戦略の妙と恐るべき偶然による北米の蹂躙から始まり、それを牽制すべく行われた印度洋の通称破壊戦の推移。可能ならば局外にいたかった日本帝国の参戦と、ぶつかり合う印度方面での思惑。独軍の同盟国たる伊海軍の噂に違わぬ弱さと、イタリア人らしいヒーローの姿。海を知らない独海軍戦略の限界。西インド洋のソコトラ島で激突する日独の戦車部隊。清水、加藤、森井の三中尉の物語と、最後に登場した高梨法務少佐の言葉が、この長大な物語の並々ならぬ奥深さを示しています。ここで、RSBCの始まりの終わり。

  • メロン

    佐藤大輔の代表作2巻目。見所はインド洋ドイツ軍根拠地に対する日英の上陸作戦、ブルーアイズ。史実の上陸銭闘はひたすらに負け負け負け史実だからしょうがないが、日本が負け続けるのは悔しい。かといって他の架空戦記、紺碧の艦隊のように超日本軍が鬼畜米英をぼっこぼっこで興奮できない...しかし!佐藤大輔は緻密な状況設定で納得感のいく勝ちを味合わせてくれる。203高地を観たような苦しいけど日本が勝つそれを体験させてくれる稀有な作家だ。悲しいかな本作も漏れずに未完のまま著者は逝去している。まぁ存命でも続き書いたかというと

  • 八八

    アメリカは東海岸および五大湖周辺をドイツの侵攻によって占領された。日英枢軸軍はカナダにおいて防御戦を展開し、吉田茂を中心にアメリカとの同盟交渉を水面下で推進する。一方、インド洋においてドイツはイタリア海軍との協同作戦を展開することを画策し、対する日英枢軸軍もインド洋において大規模な攻勢作戦を展開することによってインド洋戦域を安定させ北米大陸へと戦力を差し向けることを目指す。双方の目指す戦略がインド洋において交差する時、予期せぬ決戦が生起するのだった、、、。

  • FFLJAPANter

    イタリア東洋艦隊の敗れるべくして敗れながらも奮闘する姿、熱い。最後に駆けつけてくる紀伊、熱い。これ以上はないだろと思ったらソコトラ上陸戦、熱すぎる。特筆すべきは戦争の「世代」表現、架空の設定への説得力がまるで違う。そして加藤、この手の歴史物の架空登場人物で一番好きかもしれない。続きもじっくりと読みますかね……

  • in medio tutissimus ibis.

    陳腐な言い方をすれば戦場の霧。登場人物の誰もがどうしようもない不確実性のヴェールの下で足掻いている。彼らは「神々ではなく」それ故に、不完全な人間として非常時にどれだけの事を成せるかを、それだけをこの小説は問うている様だ。だからこそ、分厚さに臆して他の本の合間につまむような不真面目な読み方にも耐えられるのかもしれない。正直キャラの名前を一つも覚えてない。私もまた忘却のヴェールの下で足掻いている。陳腐な言い方をすれば雰囲気で読んでいる。不透明で見に回ってもジリ貧という状況下で肚を括る、という雰囲気に飢えている

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