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尖閣有事 中国「戦狼外交」の行方

Daisuke Kondo

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120057953
ISBN 10 : 412005795X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan

Content Description

「尖閣有事」は必ずやって来る──。2023年3月、異例の3期目に突入し、強国・強軍的な「戦狼外交」を推し進める習近平政権。30年以上にわたって中国をウォッチしてきた著者は、台湾統一を宿願としてきた習政権が台湾本島の代わりに尖閣諸島を奪うことが秒読み段階に入ったとして、遠くない時期に尖閣をめぐって有事が起きると予測する。日本を米国に従属する一部とみなし、「上から目線」の対日外交を進める中で、米中新冷戦の新局面という文脈からも、中国を脅威とするNATOに対する文脈からも、また東アジアの地政学の面からも、尖閣有事が差し迫った危機であることを論じると同時に、中国外交の今後を展望する。

【著者紹介】
近藤大介 (評論家) : 1965年生まれ。埼玉県出身。東京大学卒業。国際情報学修士。講談社入社後、中国、朝鮮半島を中心とする東アジア取材をライフワークとする。北京大学留学、講談社(北京)文化有限公司副社長などを経て、現在、『現代ビジネス』編集次長兼中国問題コラムニスト。連載中の「北京のランダムウォーカー」は730回を超え、日本で最も読まれる中国コラムとなっている。2008年より明治大学講師(東アジア国際関係論)も兼任。2019年『ファーウェイと米中5G戦争』で岡倉天心記念賞最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • to boy

    今何かと話題の大陸の国を長年研究してきたジャーナリストによる尖閣の警告。台湾統一が困難だとなった時、主席のレガシーとして尖閣を奪いに来ると予想。米国の後ろ盾が弱くなればすぐにでもやってくるという話は現実味がある。バイデン大統領の弱腰外交がトランプに代わってどうなるのか様子見している段階なのかも。

  • Humbaba

    平和は大切なものであり、誰もが重要視するものである。しかし、平和を願うだけでは平和は得られない。相手もいるものである以上、片側だけの望みでは結局敗れてしまうこともある。その場合に、正しく情報を収集して対応しておくのと、ただ祈っているだけとでは結果が大きく変わってくる。ままならない現実を生きている以上は、嫌であっても現実を見て、自分たちがどうあるかということを判断する必要がある。

  • ゼロ投資大学

    尖閣諸島を狙って中国が連日のように船団を尖閣周辺海域に派遣している。中国の経済発展に伴って、海軍の人員や規模も格段に向上し、日本の海上保安庁を上回るようになった。海上保安庁も24時間365日尖閣諸島を警備しており、中国船が接近した際には、毅然とした態度で警告を発し続けている。日本は海上保安庁と自衛隊の連携機能を強化し、あらゆる事態に対するシミュレーションを行わなければならない。同盟国であるアメリカとも意思疎通を図り、有事の際には日米同盟の基で共同して対処できるようにする必要がある。

  • TAMON BOLIVAR

    長年中国を取材してきた中国ウォッチャーによる中国外交を論した著書。 特徴的なのは、これまで言われたきた台湾有事→尖閣有事というシナリオに対して、台湾有事は起こらず、尖閣有事のみが起こるというシナリオも想定していることである。個人的には、著書のとるバイデンよりトランプの方が対中政策が厳しいという論調には首を傾げるところがあるが、それでも現在の習近平政権の内幕について詳細に描写していて勉強になった。

  • guanben

    「尖閣有事」に警鐘を鳴らす一冊。筆者の見立ては、習氏に台湾侵攻を強行する胆力や野心はない。怖いのは、尖閣で現場が暴走を始めたら追認せざるを得ないのではと。領土問題で中国と対峙している台湾やフィリピンに比べて、日本の対応は甘いという思いが言外に感じられる。現在の中国外交は、敵か味方かの二者択一。曖昧戦術は通用しないとも。筆者は、「シン専守防衛」を提唱するが、何を指すのかよくわからないのが残念。読み取れるのは、憲法改正と、二階氏に変わる「親中」政治家の養成。硬軟使い分けて対峙すべきと言ったところか。

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